劇場公開日 1980年12月13日

「タクシーの客はいつまで・・・」フライングハイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タクシーの客はいつまで・・・

2020年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 旅客機が食中毒パニックとなり、機長も副機長も腹痛で倒れてしまうという危機。最初から最後までハチャメチャなコメディによって楽しませてくれた。

 オープニングから『ジョーズ』のパロディ、『サタディ・ナイト・フィーバー』のパロディと完全に掴みはOK。空港内でのギャグセンスも数秒ごとに笑えるために、ひとつひとつが覚えきれないほどだった。主軸となるのは元空軍パイロットのテッド・ストライカーがタクシードライバーなのに、メーターを入れたまま客を放っておいて、CAの恋人イレインを追いかけるというもの。軍では自分のミスにより仲間を死なせてしまったトラウマから飛行機に乗ることさえも拒絶してたのだが、恋人と和解するためにはいたしかたがない。

 客席も多種多様で人種の偏見がないところがいい。とんでもないギャグも心地よく、ブラックなところもあるが、人を痛めつけない優しささえ感じられるのです。コックピット見学させてもらった坊やもなんと幸せなことか、ちなみに2作目にも同じシーンがある。その機長を演ずるのがTV版「スパイ大作戦」のピーター・グレイブス。医師役にはレスリー・ニールセンが!

kossy