プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価
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人が戦争を起こし、戦争が人を育てる
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戦争映画にはあまりない、戦争中にある人々の葛藤、そして成長してゆく物語だ。国をとるか、人の命をとるか。この選択は国旗と墓が映る冒頭、そして最終シーンで暗示されているのがよくわかる。上から命令された任務とアメリカ兵の最大の目的。どちらを取るか。ミラー大尉もライアンも答えは同じく目的だ。そしてそれは後世に語り継がれ、ライアンは大統領に、ミラーはライアンに敬意を払われるシーンはスピルバーグの最大の見せ場ではないだろうか。一方で、事実あった戦争をいかにリアルに見せるかは、さすがの力量だ。やはりカメラワーク。固定カメラではない方がよく戦争映画は取れる。そう教えられる。この男にかかれば何でも感情移入してしまうスピルバーグマジックだ。連合軍の勝利という現実とは裏腹に、アメリカ兵の不安さ、死にたくないという願望を強調して映している。
感無量、他にどんな言葉があてはまるというのだろうか。
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戦争。
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戦争映画は数多くあるが、この作品は観てきた戦争映画の中では飛び抜けて素晴らしい。
緊張感、リアリティ、カメラワーク、どれを取っても最高。
戦争とはどんなものか、そして人間の命がどれだけ容易く消えて行くのか。
すべての人に一度は観て欲しい。
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