劇場公開日 1998年9月26日

「色褪せないどころかむしろ新しく感じる」プライベート・ライアン タブローさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5色褪せないどころかむしろ新しく感じる

2024年2月20日
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泣ける

悲しい

怖い

昔、子供の頃に近所のヤマダ電機に行ったらホームシアタースピーカーの展示でこの映画が流れていたことを今も覚えています。あの時の音の臨場感は本当に感動して、映画ってすごいなと思いました。
で、この映画ですが、前述のようにとにかく臨場感がすごい。
本当に戦地に放り出されたかのような感覚を味わう映画は、この映画以外に私は知りません。
やっぱりカメラワークが独特なんだろうな。固定されてるわけでもなく、POVほど揺れない独自の加減が素晴らしいです。
神に祈りを捧げながら敵を仕留めていくスナイパーのジャクソンがかっこいいです。あまりのかっこよさに、子供の時一回はみんな真似したよね?(私だけ?)
でも、この映画を観て戦争だけは絶対に行きたくないなって思いました。あんなの生き残れるかなんてほぼ運じゃん。怖すぎる。
決して戦争を美化することもなく、反戦映画としてもよい出来です。戦争を知らない子供たちにはぜひみていただきたい一本。(ただし、中学生以上な)

タブロー
かせさんさんのコメント
2024年7月14日

特に冒頭のノルマンディー上陸作戦での、海兵隊の揚陸。
自分は戦争映画は好きなんですが、実際の戦争は心から嫌いなのは、兵士たち個々の死が無意味だと知ってるからです。
それを手触りで理解できるように撮ってくれるスピルバーグは、本当に才能ある監督ですね。

かせさん