プッシャー(1996)のレビュー・感想・評価
全9件を表示
楽しい気分には決してなれない!
登場人物、誰にも共感ができない。
だからか見ていて不快ばかり。
主人公は詰めが甘いし、薬の売人に向いてない。
最低な人間たちを楽しむ作品。
若きマッツはスキンヘッド、タトゥー、チンピラ姿。
思っていたよりも出番少ない。
文句のつけようのないクズ
主人公がどんどんドツボにはまっていく。最初はそうでもなかったのに、途中から清々しい程のクズっぷりで、「サッサと粛清してくださいよ」と思えてくる。3部作とのことだが、ぜひともとことんひどい目にあってほしいものである。
唯一共感できるのは、部屋のポスターや会話からわかる、映画大好きというところだけ。
好きだわー
主人公含め、登場人物がクズばっかりでいい。マッツミケルセンはめちゃくちゃいい役者というか、気づかなかった。
レフン監督の最近の作品より、個人的には今作のようなテイストのものが好きです。
取り立ての人が、堅気になる夢を語るあのシーンで勝負ありって感じでした。
以外に最低ヤロー
何かシッカリしていて誰からも好かれそうな印象だった主人公だが窮地に陥ってからの行動は救いようの無い自己中を発揮しマクり。
邪険にしていた女に頼りまくりで事が上手くなりそうになれば荒く捨てる。
しまいには強盗まがいに母親にも頼る。
派手なシーンや特徴的な何かは無いが興味の持続力を最後まで保ちつつ結果は三部作を鑑賞しないと何とも言えない終わり方。
レフン
デンマークのヘロイン売人もの。レフンらしく痛くてハードコアなのを求めていたのだけれど、バイオレスの直接的な描写は恐らくは制約の中でオミットされてる様子。かわりにあまりイメージのなかった北欧のというかコペンハーゲンのアンダーグラウンドがそれなりに活写されている。何だかトレインスポッティングから青春とユーモアを抜いた感じ。娼婦ヴィクとの危うい関係はちょっとヒリヒリしてて良い。
オープニングがかっこいい
麻薬密売人の一週間を淡々と描くレフン監督のデビュー作
映像は全体的に暗く舞台もあいまって寒々しい雰囲気
実際の所はもちろん分かりませんが
こんな感じなんだろうなぁと思わせる
リアリティがあります
ボコボコにした相棒が復讐に来るのかと思いながら観ていたのですが
そうはならずちょっと肩すかしな
エンディングでした
まあクソ野郎しか出てこない
プッシャーを生業とする主人公の日常が描かれた前半から、
ディールでヘマした主人公が組織から追われる後半部に行くにつれてどんどん自分さえ助かればよく、自分のことしか考えてない幼児みたいなクソ野郎っぷりがどんどん露見していく。
「女とどんなセックスしたことがある?」「だれとヤリたい?」みたいな中学生の会話を繰り広げる主人公と仲間たちはいい意味でのボンクラ感を醸し出していた。
しかし、ディールにヘマしてからは愛着も持てないボンクラ感がにじみ出てきて「闇金ウシジマ君」の登場人物みたいな救いがたさが気になる。
約束も守らず、自分の頭で考えない、責任もとろうとしない主人公は本当に魅力がないのだが、前半のいい意味でのボンクラぶりを知ってると完全に嫌いになれない。
とは言え、クソ野郎ですけどね。
味わい深い登場人物
ヤクの売人の映画で、ラリってる面白い場面がたくさん見られるかと思ったら、そういう映画ではなく、お金のやり取りで苦労する『闇金ウシジマくん』のような話だった。登場人物はクズばっかりで暴力がとても痛そうで、真面目にハメを外さずに生きるのが一番と思える映画だった。
見た直後はあの『ドライヴ』に匹敵するか超えるような超絶的な面白さを期待していたため、地味で拍子抜けしたのだが、登場人物がとても味わい深く描かれていた。とくに借金取り立て人のスキンヘッドのでかい人が堅気になることを夢見て語るところがとてもよかった。
金銭のレートがまるで馴染みのないクルゼーロだったため、どのくらいの金額をやり取りしているのか分からず、モヤモヤした。
全9件を表示