「鈴ふり」不思議惑星キン・ザ・ザ 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
鈴ふり
同じ日に「ヴァレリアン」も見てSF2本立にしたのだが、スピード感と言い絵面と言い、好対照だった。ま、こちらはSFというよりは、サミュエル・ベケット風の不条理劇に近いものがあるが。
荒涼たる“砂の惑星”に置き去りにされた二人は、C-3POとR2-D2以上に「隠し砦の三悪人」の千秋実と藤原釜足のコンビを彷彿させる。謎の因習と論理が支配する世界に翻弄される様は、しかし現実の(ロシアを含む)社会もあながち絵空事と笑えない部分がある。
子どもだって言っちゃうよ、「クー!」。
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