深く静かに潜航せよのレビュー・感想・評価
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潜水艦モノとしては異色の一本。
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本懐とする第七海域(豊後水道)にまで進出し、味方艦船を多く沈めてきた日本軍潜水艦は、平底船の船底をかすめて雷撃するという「奇手」が功を奏して仕留めることができたもの、宿敵である駆逐艦「アキカゼ」を仕留めることはできなかった…。
課題を残したまま終局を迎えるという設定もそうですし、海上での決戦で敵艦船を仕留めるというのは、評論子としても、そんなに本数を観ている訳ではありませんが、潜水艦モノとしては、あまり例がないのではないでしょうか。
潜水艦モノといえば、いわゆる「サイレントキラー」として水中での必殺の魚雷戦で敵艦船を間違いなく沈めるというのが「お約束」だったように思います。
また、ほとんど結末に至ってからとはいえ、潜水艦モノとしては、作戦行動中に英雄(艦長)か戦死するというパターンも、珍しいのかなぁと思いました。
そういうことでは、やや「異色」の一本と言えたと思います。評論子には。
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