フォロー・ミーのレビュー・感想・評価
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その気持ちが何とも愛おしく、不思議な雰囲気を持つ映画。
文化の違う相手との結婚は 同じ言語を持つ者同士でも 繋がる糸は弱く切れやすい。 一方は厳格な家庭のイギリス人 一方は自由奔放のアメリカ人 女性は合わせようとするが どうにも上手くいかない。 時間と共に距離は遠のく。 その様子を私立探偵が見守り 次第に彼の何かを突き動かした。 アメリカ人女性の眼差し 言葉を遮断した眼差し それが心に残る。 音楽が良い。 とても良い。 ※
孤独な人間の発している信号を受信できているでしょうか?
原題はPublic Eye (私立探偵) 邦題はfollow Me (ついてきて) 素晴らしい邦題です なんと小粋な映画でしょうか ヘボ探偵の登場シーン辺りまでは鬱陶しい映画だなと思っていたのが、次第に引き込まれてラストシーンではすっかり魅了されていました ミア・ファローは役柄にぴったりな配役で、尾行を楽しむ演技は観ている側の心まで晴れるものがあります そしてなによりヘボ探偵役のトポルのトボケた味がこの映画を成立させています 彼無しにはこの映画は撮れなかったでしょう 心が温かくなり、素直になれる 映画を観て何かが変わるそんな映画でした ヘボ探偵のスクーターは、7年後の松田優作主演のテレビシリーズ探偵物語で、松田優作がスクーターに乗って走り回るのは、本作が元ネタだと思います
フォロー・ミー
ミア・ファローがとってもキュート。探偵役のトポルもいいキャラ。白いレインコート着てマカロン食べる姿に笑ってしまった。笑 どこか寂しげなテーマ曲もまた良かった。 妻の浮気を疑う夫が探偵を雇い妻を尾行させるが、その探偵が妻に恋しちゃうっていうまあありがちな展開の物語。だけど、ユーモアもあって、爽やかで心温まる良作に仕上がっているのは、役者の魅力と映画の構成だと思う。 「言葉は必要ない」ということを教えらた。 本当はお互いのことをとても愛していても、環境が変わってすれ違ってしまう想い。結婚したら夫婦とはこうあるべきっていう考え方や世間体に囚われて、相手をもっと知りたい、気持ちや考えを共有したいというかつての気持ちがなくなってしまうのかも。結婚がゴールではないのに。 純粋な気持ちを忘れないようにしなきゃなあ。
ときめきを復活させる方法♪
70年代、ちょっと懐かしい感じの人と車が行きかうロンドンの街並みの中を颯爽と歩く主人公、ミア・フォローが魅力的。半ばインスピレーションで結婚してしまった旦那様はお堅い職業と家柄の持ち主で、馴染んでいく努力をするにも相手方が受け入れず、一人取り残された寂しい存在。そんな彼女のひそかな楽しみが散歩。 そして、この散歩を巡って二人の男(旦那様と探偵)が女性の側からみればすっとんきょうに面白く絡んで、しっかりおちもついて微笑ましい気分で観終えます。 女性は、この主人公のようにときめきや恋する気持ちはいつになっても失いたくはないもの。大きなプレゼントも贅沢な食事もいらないのです、ささやかだけれど、自分をみていてくれているという証が欲しいだけなのかもしれません!(4.3)
ささいなこと
ささやかな楽しみとか小さな面白みとか、そういうことに流されちゃうけど。 かんたんであたりまえで忘れてしまいがちなことだけど、大事なことってある。 そしてその大事なことは、自分で大切に抱きしめておかないとね。
テレ東respect
テレ東さんありがとう。と言う事で1月12日の昼の放送を録画して観ました。 ダメ探偵のコメディ映画と思うなかれ、最後はしっかり寅さん節炸裂の 男心くすぐる作品でした。 あ~恋人いればすぐにでも「フォロー・ミー」ごっこしたい!
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