「とても面白かった」フェノミナ どんぐりさんの映画レビュー(感想・評価)
とても面白かった
こんな内容にもかかわらず、公開当時は「ロードショー」等の映画雑誌で「ジェニファー・コネリーのアイドル映画」的側面で大いに盛り上がっていた記憶が強い。
自分はこれまでビデオ鑑賞数回のみ、今回やっと映画館のスクリーンで見ることが叶ったが、まさに最強かつ最狂のアイドル映画だと再認識した。
彼女が画面に収まると磁力が強すぎて、一瞬たりとも主人公から目を離させないという意味で、全アルジェント映画の中でも特異点に位置する作品だと思う。
もちろん魅力は彼女だけではなく、サルもハエも素晴らしい。フェーンの狂風が四六時中吹き荒れるスイスの死然風景が、舞台装置として恐怖感を盛り上げまくるのも、大スクリーン・大音響で映されればこそである。
やはりダリオ・アルジェントの映画は、映画館で見なければ本来の面白さが1/10以下になってしまうのだと痛感した。
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