フェノミナのレビュー・感想・評価
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0236 虫と会話が出来るってお前は鬼太郎か!?
1985年公開
ジェニファーコネリー。
初めて拝顔した時はよろめきました。
13歳にしてその色気はなんなんだ!
ようこんな綺麗な子探してきたな。
しかし監督は我らがダリオ・アルジェント。
虫との交信シーンは
つまらなさが爆積みされ唖然とした。
音楽もハイテンポで印象深く
サスペンスフルに仕立てているが
なんかマッチしない。
いつものように間が悪い。
まあアルジェントやし。
例によって最後は汚水まみれやけど。
50点
鑑賞 レーザーディスクレンタル
アルジェント監督の趣味全開を堪能せよ
マ王は本作を試写会で、しかも一人で観に行って堪能してきました😁
当時中学3年生だったマ王にとっての感想は「まぁ普通のホラー映画だな」だったんだけど、それから数年後に彼女と一緒に観たらラストシーンで彼女が失神してしまったという映画です😵💫
兎に角、色んなホラー映画の要素を含んだ作品であるのも然りなんだけど、やはり監督がイタリアの変態ダリオ・アルジェントだから仕方無いのよね🌀
「喜びの毒牙」「サスペリア」「サスペリア2(Deep Red)」「インフェルノ」「シャドー」「オペラ座血の喝采」「トラウマ」等々、悪趣味残語映画のボス的存在としては同じイタリアのルチオ・フルチ監督、ゾンビ映画の始祖の故ジョージ・A・ロメロ監督と共に鎬を削る(笑)3人としてマ王は注目してるからね🥸
特にダリオ・アルジェント監督は宮崎駿監督と並ぶ変態である⭐
サディストでロリコンで虫フェチだし自らの手元をカメラで撮影し「私が一番、殺人鬼の表現が上手い」とまで豪語するバカな反面、変態特有の映像表現は原色を多用した油絵みたいな美しさが定評の監督である✨
彼ほど美しく殺人を魅せれる監督は少ない😐
また原案制作まで自分で行う数少ない監督でもありオリジナルなホラーを観たいならダリオ・アルジェント監督の作品はチェックしておくべきだ👍
とまぁ恐怖映画制作が趣味の監督が全盛期の時の作品だからして、本気度は半端無い😳
おそらく今でも通用する映像ではなかろうか😶(要はリアル)
ネタバレ嫌いのマ王なので細かな事は書かないけど怖い系苦手な方々には一切オススメしません😂
マ王ってこの手の映画を子供の頃から平気だったんだ、と思いたい方はどうぞかなと🌀
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
ジェニファー・コネリー臭度★★★★★
ダリオ・アルジェント臭度★★★★★
美少女が酷い目に合う系ホラー
梅図かずおみたいな世界観の話で
ダリオアルジェントらしいテーマでめちゃくちゃ面白かったです! 最後の〇チョンパにはまあまあビックリしました。 ちなみにサスペリアからフェノミナまではキッチリ全作品劇場で見ました!
あと最近海外でめちゃくちゃ良いフェノミナのTシャツ発売されるので購入したので来るのが超楽しみです。
ベルゼブブ(ハエの王)
アルプスの田園風景のオープニング。美女がバスに乗り遅れ、殺人鬼の魔の手に・・・といった独特のアルジェントワールドが繰り広げられるのですが、どうしても「アルプスの少女ハイジ」を思い出してしまう。
ハイジ?そんな可愛い物語じゃなかった!むしろ、ナウシカのハエ版。言い換えれば「ハエの谷のジェニファー」。美少女ジェニファー・コネリーが殺人鬼にいたぶられ、ウジ虫の湧く死体プールで溺れそうになり、殺人鬼親子が刑事も殺してしまう中で必殺“ハエ召喚超能力”を発揮してしまう話だ。チンパンジーのインガちゃん♀も大活躍!
とにかく終盤の怒濤のシークエンスには参った。ゴブリンの音楽やヘビメタサウンドがゴリゴリと神経を逆なでするのです。『デモンズ』は劇場で観たのですが、これも映画館で観るほうがいいかなぁ~
【”超絶美少女と蠅コンビ。”イタリアンプログレッシブバンド、ゴブリンの曲も効果的なグロイシーン満載だが、ダリオ・アルジェント独自の鮮血の美学溢れるホラー作品。】
■スイス北部の都市で少女を標的とした連続殺人事件が発生。
被害者の頭部に集っている蛆虫が事件の手掛かりと踏んだ警察と昆虫学者のマクレガー教授は、昆虫と交信できる不思議な能力を持つ少女ジェニファー(ジェニファー・コネリー)に事件調査の協力を求める。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・夢遊病の気が有る超絶美少女と蠅という、考えられないコンビが猟奇的殺人犯を追い詰めるという設定が秀逸である。
・ジェニファーの夢遊病の原因を探ろうと、頭に謎の器具を取り付けられるシーンは、明かに後年の北欧ミステリー「テルマ」に影響を与えていると思う。
・マクレガー教授が飼っている猿、インガが序盤に刃物で遊んでいる事を教授から窘められるシーンは、ラストの展開を示唆している。
■何より、真犯人が分かった際に(同情の余地はあるが・・。)ジェニファーが多くの死体
と蛆が浮いている地下プールのシーンはグロ過ぎである。
良く、若きジェニファー・コネリー、あのシーンを引き受けたなあ・・。
<ラスト、殺人鬼が匿っていたモノが分かるシーンや、ラストの凄惨なシーンは見応えあります・・。>
とても面白かった
こんな内容にもかかわらず、公開当時は「ロードショー」等の映画雑誌で「ジェニファー・コネリーのアイドル映画」的側面で大いに盛り上がっていた記憶が強い。
自分はこれまでビデオ鑑賞数回のみ、今回やっと映画館のスクリーンで見ることが叶ったが、まさに最強かつ最狂のアイドル映画だと再認識した。
彼女が画面に収まると磁力が強すぎて、一瞬たりとも主人公から目を離させないという意味で、全アルジェント映画の中でも特異点に位置する作品だと思う。
もちろん魅力は彼女だけではなく、サルもハエも素晴らしい。フェーンの狂風が四六時中吹き荒れるスイスの死然風景が、舞台装置として恐怖感を盛り上げまくるのも、大スクリーン・大音響で映されればこそである。
やはりダリオ・アルジェントの映画は、映画館で見なければ本来の面白さが1/10以下になってしまうのだと痛感した。
ホラー映画の最高峰
絶対【劇場公開版】を推します。
【インテグラルハード完全版】は必要ないシーンが入った事で、ジェニファーの可憐さが半減してしまっていて残念です。
(アルジェント作品はどれも劇場公開版がベストだと思う。)
とにかくこの「フェノミナ」は、ストーリー、映像、音楽のどれをとっても大傑作と言って間違いないです。
蛆○ホラーアイドル映画
中学生のジェニファーがとことん体張ってこんな○○は嫌だをやっていくアイドル映画(蛆○のゲロまみれみたいなプール!? 最悪!!)
ここぞという場面で流れるアイアンメイデンやモーターヘッド(笑)
中学にあがるとき、当時購読していた学研の付録でジェニファー・コネリーからの「ハ〜イ、私も今年から中学生よ」的な内容の筆記体で書かれた手紙を思い出した(ジェニファー70年生まれだからいっこ上じゃん)
当時、劇場で未見だったので最高!!
改めてみると…
結構むちゃくちゃで強引な展開…。なんでこんなに記憶に残ってるのかなー、と思うとやっぱり死体とうじのプールでアップアップするジェニファーコネリーに槍の口貫通、そしてチンパンジー登場の二段落ちラスト。ダリオアルジェントの光と闇と色使いがとても好き。話はどうあれ映像センスが記憶に残る。
虫愛づるジェニファーとインガ
怖がらせよう!の気合いのせいか音楽の音量が大き過ぎてうるさかった。でも音楽そのものは良かった。シンプルな白いドレスのジェニファーも校長先生も美しかった。
チューリッヒ近郊の田舎、ポツンと建っている全寮制女子校の名はリヒャルト・ワーグナー、長くて暗い廊下、荒れた大きな空き家、昆虫学者と刑事達、ウジ虫いっぱい、ガラスに金属に刃物、舞台も登場人物も小道具も揃いました!変な風がいつも吹いていてちょっと寒そうな緑したたる草原。美少女が殺害される理由はよくわからなかった。
ジェニファーは英語しかできない設定なのに、薬と電話のシーンの会話だけイタリア語になってた。その雑さが面白かった。振り向き場面はちょっと怖かったけれど全体的にあまり怖くなかった。美しいという印象の方が強かった。
ジェニファーと虫との心のつながりは良かった。チンパンジーのインガはジェニファー以上に頭がよくてえらい。昆虫博士はとても残念だった。もっと話を聞きたかった。虫、よかった🐞🪲🪰
おまけ
ジェニファーが抱えていたピンク系ストライプ柄のノートは私も愛用してたもので懐かしく嬉しかった。
昆虫探偵誕生
ウジ虫くんモゾモゾ、ハエさんブンブン!
昆虫を愛し昆虫に愛される美少女ジェニファーの嫌悪たっぷりな捜査劇。
昆虫を介して事件の解決に迫る、という斬新な設定。
死骸に集る虫の種類から死亡時期まで正確に読み取る教授すごい。虫すごい。
そして何よりジェニファーの熱い能力。
彼女に一番力を貸しヒントを与えるのがハエやらウジやらの汚い虫なのが好き。
絶対に蝶を添わせることはしないところに並々ならぬこだわりを感じた。
転入先の寄宿学校でのいじめのシーンが結構キツイ。
わりと幼稚ないじめ方だけど、カメラワークといい寄って集って迫られる感じといい本当に嫌な気持ちになる。
そこからの逆転、ハエ集団の襲来がめちゃくちゃかっこいい。「みんな、大好きよ。」の台詞が痺れる。
しかしジェニファー、機転はまあまあ効くけどあまり頭は切れないようで。
変なところでドジったり、明らかに様子のおかしいブラックナーに渡された薬を飲んだり、そこで電話できるわけないじゃんとか…。
その辺のバランスがクセで好き。
死体とウジ塗れのプールにドボンは肥溜めに落ちるのと同じくらい勘弁願いたいところ。
途中までチンパンジーのインガちゃんが犯人かな、いやでも教授は殺さないだろうしあの純粋な瞳で人を殺せるかな、なんてグルグル考えていたらまさかの方向に真実があった。
あの化け物チャイルドは図体は小さくともだいぶいい歳いってると思う。力強いし生命力もなかなか。
以前の住屋である最初の小屋に繋がれていたのか。
造形の気持ち悪さは天下一品。ハエに食われる皮膚の引っ張られ感がたまらない。
最後のしつこすぎる畳みかけがやばすぎて楽しいやらびっくりやらで大変忙しかった。大好き。
鉄板で首が飛ぶって…完全にギャグである。かわいそうなモリスおじちゃん…ご冥福を。
そして唐突なインガちゃんのトドメ刺し。いつからここに。そこの救世主は虫じゃなくてサルなのね。
やっとこさ終わったあとの二人(一人と一匹)のそっと抱擁する姿にはなんだか感動してちょっと泣いてしまった。
ナイフで遊ぶなって教授に言われていたからあの手放し方だったんだなとか、目の前で殺された恨み少しでも晴らせて良かったねとか思って。
インガ役のチンパンジーに助演女優賞あげたい。
偶然だろうけど名前が「因果」なのが面白い。
虫のシーンはどうやって撮ったんだろう。
血液がピンクの絵の具じゃなくてちゃんと赤黒くなっていたことが嬉しかった。
それにしても主人公のみならず出てくる女性が見事に全員美女、美少女でよくここまで集めたなと謎に感心してしまった。
白い服を着たジェニファーとスイスの草原の景色があざといほど似合っている。その汚し方はもう個人の癖っぽい。
なかなか安心できない展開と、好き放題詰め込んだ感満載のポップなタッチが好きで本当に楽しかった。
一部音声がイタリア語吹替に切り替わる謎仕様だったけど、DVD作成時の事情なのかな。
新文芸坐オールナイト上映にて。この作品を劇場で観られて良かった。
昆虫美少女、アルジェントにいたぶられる
ダリオ・アルジェントの人気作の一つ。
ジェニファー・コネリーを主演に招き、昆虫と交信出来る特殊能力を持つ少女を巡る連続殺人を描く。
猟奇事件、凄惨で華麗な殺人シーン、美少女、虫、ゴブリンの音楽…お約束要素てんこ盛り。
超常現象と寄宿学校は『サスペリア』的。
事件の真相や犯人探しより特異な作風。
ホラーとスリラーの、これぞ!とでも言うべきアルジェント・ワールド。
当時美少女スターだったジェニファー・コネリーの魅力が際立つ。
普通だったらその可憐さをたっぷり魅せる所だが、散々いたぶるアルジェントはやはりマゾ気質。
散々怖がらせたり、いじめに遇わせたり、男共に襲われたり、嘔吐させたり、炎の湖水を泳いだり、極め付けはウジ虫や死体のプールの中へ落ちたり…。
その体当たり熱演に天晴れ!
それから、お猿ちゃんが好助演。
アルジェントらしい世界観とジェニファー無しでは成り立たなかった快作!
…いや、本作も立派な怪作!
クランキーサウンド
当時映画館に行きました。
アルジェントの新作。しかも「クランキーサウンド」とかいう新方式の音響。FMウォークマンを持ち込むと、ヘッドフォンから映画の音が出るという画期的方式。
そんなわけで友達にウォークマン借りて楽しみに行きましたよ。
...でもねぇ、ただ音がデカいだけ。たまにザーザー雑音が入って、なんか全然音が良くない。途中からみんなヘッドフォン外してたもんね。案の定、クランキーサウンド方式はこれ1作だけしか使われませんでしたねぇ。
内容?忘れました(笑)
英国ArrowVideo/英語音声の不具合
スコアは作品に対して。
レビューは、英国ArrowVideo版DVD・BDの英語音声について。
イタリア映画ではあるが、俳優の口元を見ても分かる通り、英語がオリジナル音声。
これは国際マーケットを視野に置いた結果。
アルジェント作品全てに共通。
輸出する際は英語音声の完全版(116分)だが、
国際配給を請け負った輸入サイドでカットした国際版(111分)を製作。
アルジェント・サイドでは、吹き替えのイタリア語音声フィルムしか保管しておらず、
英語音声版は国際配給を請け負ったサイドが保管。
しかし、カットされたフィルムは破棄されたのか、国際版にないカットの英語音声は喪失。
もはや、全編英語音声に因る完全版での観賞は不可能。
アルジェント作品で同じ状態にあるのが
『4匹の蝿』『サスペリアpart2』『トラウマ/鮮血の叫び』『スタンダール・シンドローム』。
カットした国際版が製作されたが、米・オライオン映画が完全版も保管していた為
『オペラ座/血の喝采』は英語音声の欠落の難を逃れている。
英語音声欠落部は、
イタリア語(若しくは他の吹き替え・新録)に置き換えに成るが、
現存する英語音声を全て活用する完全版の復元は技術的に可能。
前述の4作品は、BGMが連続していないシーンへの挿入なので容易。
反面『フェノミナ』は、ラフ編集とも云える完全版から、細かく再編集されており、
BGMが連続したシーンに、欠落部を挿入する作業が不可欠。
これには、セリフ・効果音・BGMがミキシングされた一つの音声トラックでは不可能で、
リミックス前の別々の独立した音声トラックが必要。
(DTSなどデジタル音声時代前の)フィルムは、セリフ・効果音の音声トラックと、
サウンド・トラックが分離し二つのトラックから成る。
吹き替えの必要な海外のTV局には、全てリミックスされた通常の音声トラックと、
セリフがない吹き替え用の効果音とサウンドのみの二種類の音声トラックを納入。
個人レベルでは無理だが、
DVD・BDを発売する業者なら、これらの素材の入手は可能。
複数の素材を入手し、複雑で面倒な編集を駆使しなければならないが、
技術的には、英語音声を全て活用する完全版の復元は可能。
しかし、英ArrowVideoはこれを怠り、全てリミックスされたイタリア語音声と英語音声を用意したのみで、
イタリア語音声のボリュームの強弱を変えたりし、英語音声をボイス・オーヴァーの様に被せ、誤魔化している。
しかも、映像と音声の周期に大きなズレが生じ、
本来、音のない処でセリフや効果音が聞こえる。
これは明らかなミス。
就寝前のソフィとの会話シーン*古校舎から転落〜地元青年に拉致シーン
*ソフィ殺害シーンなどが相当し、BGMが連続していない事に気付く。
映画全体から見れば、ごく一部分ではあるが、
観賞者は萎えてしまう。
今回の音声処理はアマチュアでも可能である。
BDの映像は申し分のない出来で、美しい。
しかし、映画は映像と音声の同期した複合娯楽。
どちらも手を抜いて欲しくない。
業者としてプロのポリシーを持って欲しかった。
そして、懸念する事が一つ。
日本の映像メディア発売業者が、このArrowVideo版の権利を得て、
英語音声に問題のある事を無視し、字幕を付け発売する事。
※但し、これは英語音声に限り不備があると云う事で、
イタリア語音声を含め他の吹き替えには、このような問題はありません。
アルジェント監督作品のなかでも上位を占める人気作であり、
恐怖映画としての出来も上々です。
そして、俳優本人に本当に吐かせる非常に稀なシーンが存在しており、
映画史上類を見ないものです。
他にも見所は多く、アルジェント、ジェニファー・コネリーのファン以外でも、
満喫出来ると思います。
英語音声の問題はあるものの、一見の価値のある作品です。
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