ファンタスティック・プラネットのレビュー・感想・評価
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怪奇アニメ
邦題は幻想的に言っているが原題を直訳すれば野蛮な惑星。
冒頭から逃げる赤子を抱いた母親、ドラーグ星人の子供に遊び半分に母親は殺されるという惨劇に思わず身を引いてしまいました。
確かに子供の残酷性は昆虫などの扱いを見てもわかります、命の大切さは本能でなく社会生活で学ぶことで習得するのかもしれません。弄ぶ側が弄ばれる側に逆転することで見えてくるものの大切さ、気づきは重要、テーマは哲学的ですが作家性を感じます。
生物の頂点に立つホモサピエンスだが芯には脈々と流れる野生本能があるのですよ・・。
アニメだから子供向けと思うのは浅薄かもしれないが、作画もグロテスク、とても子供には見せたくない残虐でシュールな怪奇アニメでした。
つまらない。わからない。
鑑賞後の気持ち
どんなメッセージがあるんだろう。ってずっと考えながら観ていないと最後まで観ることはできなかったと思う。深読みに深読みを重ねて、やっと出た答えが「知性が最強の武器」と言うことだけだった。そんなことはこの映画を観なくても知っていたから時間の無駄だった。
鑑賞後の心の変化
なし
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
なし
好奇心が刺激されまくる画が次々と登場するかんじ
不思議の国のアリスから可愛さを抜いて、癖と気持ち悪さを20倍にしたみたいな映画🤣
「なんだそれは…!?」と興味を持ってかれる生物や生体などなどが、軽く紹介しときますね〜ってかんじでゆるく登場する。その設定がいちいち気になる。
設定や世界観をまとめたものがあるならそれを読みたいと思うくらい、わりと嫌いじゃない。
お気に入りなのは、首輪をつくるシーン。視覚と聴覚からめちゃくちゃに情報が入ってくるのがツボ笑
あと、決闘のシーンが滑稽で好き。あの体にワニみたいなやつ固定させて戦う競技だれか実演してほしい。
月の夜に繁殖行為するのも「生物」みが強すぎて笑った。
最初は、なんとか族がとにかく気持ち悪いな〜って思ってたけど、人間も同じくらい気持ち悪かった〜
最後の展開は、まぁ想定内ではあったけど、結構あっけなくて笑ってしまった!笑
不気味な要素こそ多いが怖くはない
芸術的感性が刺激されるのでクリエイティブな仕事をしてる・目指してる人は絶対に見たほうがいい
(子供にはあまりオススメしないが)
この手の作品にしてはストーリーは意外とシンプルで70分という短い時間のため気軽に見えるのも嬉しい
芸術作品としての映画
どの瞬間を切り取っても、絵画のよう。精緻なタッチと構図、ユニークなキャラクターや建築や動植物は、シュルレアリスムの世界観の作り込みとして素晴らしい。
ドラーグ人を通して人間をメタ的に捉えたストーリーは、世界平和のヒントにつながるものな気がする。
ア、アニメかよ。しかもなんだこの世界観は。人間が蟻が如くいたぶられ...
ア、アニメかよ。しかもなんだこの世界観は。人間が蟻が如くいたぶられているぞ。頑張れ、人類。
でてくる機械、動植物、何もかもが奇妙で薄気味悪い。しかしまあ、不思議と見入ってしまう面白さ。やっぱり変ですフランス🇫🇷(笑)
人を選ぶがSFの古典であり最終形態であろう作品
この監督の脳内はこんな感じになってる訳ね。素晴らしい。多分何か新しいものを世に生み出したい映像作家連中はこの作品と監督に嫉妬するのでは。
この物語を一度見たら、そのイメージとストーリーが僕の脳内の多分意識下の何かと融合して溶け合って不可分になり、それはまるで取り憑かれでもしてるような気分だ。この感じだとこのまま墓場まで持っていきそうだ。
造形が出色
ややもすれば悲壮感あり、殺伐となりそうなテーマなのに、シュールな映像で先取り感がある。
しかも展開の仕方が冷静で、人間に対する特別の思い入れもなく、だからむしろ人間に対する深い愛情を感じる。
何よりも古そうでありながら斬新なキャラクタやパーツの想像、高い芸術性がこの作品の魅力だと思う。
発想も展開もビジュアルも前衛的
ドラーグ人知事の子ティパに拾われた人間の子テールをめぐる得体の知れない不思議なアニメ。知性を持つ人間は高い適応力を持つが命が短いとされていた。発想も展開もビジュアルも前衛的で極めて難解だね。まあ理解しようとせずに流して観ていたけど、BGMもなかなか良いのもあってそれなりに味わっていたよ。
深い
古いアニメ作品をデジタル修復したとのこと。独特の世界観だった。真っ青な肌に真っ赤な目もすごい。光る石がニョキニョキ出てくるとか、動物、植物などの色あい、デザインがすごいおもしろい。絵本みたいな感じながら、内容は深い。
NHK BSプレミアムにて。
サイケデリックなビジュアルと不穏な音楽が面白かった.フェードを多用...
サイケデリックなビジュアルと不穏な音楽が面白かった.フェードを多用しているのも不気味でいいなと思ったけれど,内容自体に驚きはそんなにないかな.教育とか知識を握るという事がいかに大事であるかという事をぼんやり考えながら見ていた.教育を変える前には芸術があるべきで,どのようにそこをつないでいくかという事を考えたいと思ったりしたところ.
【1973年製作のフランス発シュール&ブラックSFアニメーション映画。奇想天外な設定に驚いた作品。】
ー フランスのSF作家ステファン・ウルの小説を画家ローラン・トポールの作画によってアニメーション化した作品。-
◆感想
・人間を虫けらのように扱うイガム星の、ドラーク人の造形がインパクト大である。
巨大で、色は青が貴重。
・そんなドラーク人に拾われた赤ん坊だったテールは、時の流れが違うイガム星で、瞬く間に青年になり、隠れて過ごしていた人間達とドラーク人と戦うことに・・。
<今から半世紀前に、このような作品が製作されていたこと自体に驚く。絵柄も独特であり、作品全体のインパクトは大きかった作品である。>
驚くほどのイマジネーション
前から気になっていたものの見る機会がなかったこの作品、ようやく見る事が出来た。とにかく徹頭徹尾、後にも先にもこの作品に関連する作品を見つけ出す事が出来ない突然変異的作品である。唯一雰囲気だけだが諸星大二郎を思い出した。衝撃の一作である。
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