ピンク・キャデラックのレビュー・感想・評価
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この時期、最もイーストウッドにがっかり
確か『リーサルウェポン2』の同時上映かなんかだったと思うが、2本立てのうちのひとつで、もったいないと思って最後まで見た。劇場で。
とにかくつまんなくて、『ダーティハリー』が大好きだった自分としては、しわくちゃにしぼんでしまったクリント・イーストウッドに、とてもがっかりしたのを覚えている。この数年先には『許されざる者』でアカデミー監督賞に輝くのだから、この時も映画作りに情熱は失っていなかったのだろうとは思うが、おじいちゃんと娘ぐらい年の離れたカップルが、ピンクのキャデラックに乗り、ロードムービーを繰り広げるという設定が、ムリ過ぎた。
今見るとまた違う味なのかもしれないが、何しろそんな気にもなれないし、当時ほどヒマではないのである。ただし、イーストウッド作品では、晩年になればなるほど乾いたヒューマニズムを追求しているので、まだまだこの頃はバタ臭いのである。当時としては、枯れた味わいなんて、想像もしなかったのだ。
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何かと緩い
総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
イーストウッドは旦那をおいて女とは簡単に打ち解けあうし、銃が大好きな山奥の危ない団体とは至近距離でもちっとも銃弾の当たらない銃撃戦をしながらの車で追いかけっこをするしで、何かとゆるゆるの話。でもこういう団体の人達ってアメリカにはほんとにいるらしいから、現実に巻き込まれると怖そう。
ついでにキャデラックだってゆっくりとした速度でちょっと木造の壁に当たっただけで前照灯とフェンダーが簡単に外れてしまう。この時代の車はでかくて見た目はいかついけど、構造はゆるゆるだ。
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クリント・イーストウッド主演
「ピンク・キャデラック」を観て・・
笑っちゃうぐらい薄いっす。 なんでこの映画を作ろうと思ったのか。売...
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