ピンク・キャデラック

劇場公開日:

解説

逃亡犯追跡の賞金稼ぎがある女を捕えたことで巻き込まれる騒動を描くアクション・コメディ。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・グラスコフ、製作はデイヴィッド・ヴァルデス、監督は「ダーティハリー5」のバディ・ヴァン・ホーン、脚本はジョン・エスコウ、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はスティーヴ・ドーフが担当。出演はクリント・イーストウッドほか。

1989年製作/アメリカ
原題:Pink Cadillac
配給:ワーナー・プラザース
劇場公開日:1989年11月11日

ストーリー

プロの賞金稼ぎトム・ノワック(クリント・イーストウッド)は、ある日ニセ札所持で逮捕され、保釈中の身の上にもかかわらず、生後8カ月の赤ん坊を連れて行方をくらませた人妻ルー・アン・マクグィン(バーナデット・ピータース)を追うことになった。実は彼女の持っていたニセ札というのは、前科者の夫ロイ(ティモシー・カーハート)の所属する狂信的な白人主義組織“純血団〈バース・ライト〉”の援助資金として密造していたもので、ルー・アンは、当局から組織の1人とみなされ、さらに紙幣偽造の汚名をきせられたことで、腹をたててロイの愛車ピンク・キャデラックに飛び乗り、離婚裁判で有名なネバダ州リノにやって来たのだった。しかしその車のトランクの中には、組織が用意した本物の4万ドルが隠されていたのである。それをニセ札と思い込んでいるルー・アンは、リノで大もうけしようとするが、金を使う前にトミーに捕まってしまう。しかしそんな2人を追う純血団のリーダー、アレックス(マイケル・デス・パレス)とその補佐役のウェークロス(ジョン・デニス・ジョンストン)は、彼女の赤ん坊を誘拐し、金を返すように脅迫するのだった。いつのまにかお互いに好意を抱くようになっていたトミーとルー・アンは、純血団のアジトに乗り込み、激しい銃撃戦の末に組織を壊滅、赤ん坊を奪回することにも成功を収め、そして2人は愛を実らせるのだった。

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映画レビュー

2.0この時期、最もイーストウッドにがっかり

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

確か『リーサルウェポン2』の同時上映かなんかだったと思うが、2本立てのうちのひとつで、もったいないと思って最後まで見た。劇場で。

とにかくつまんなくて、『ダーティハリー』が大好きだった自分としては、しわくちゃにしぼんでしまったクリント・イーストウッドに、とてもがっかりしたのを覚えている。この数年先には『許されざる者』でアカデミー監督賞に輝くのだから、この時も映画作りに情熱は失っていなかったのだろうとは思うが、おじいちゃんと娘ぐらい年の離れたカップルが、ピンクのキャデラックに乗り、ロードムービーを繰り広げるという設定が、ムリ過ぎた。

今見るとまた違う味なのかもしれないが、何しろそんな気にもなれないし、当時ほどヒマではないのである。ただし、イーストウッド作品では、晩年になればなるほど乾いたヒューマニズムを追求しているので、まだまだこの頃はバタ臭いのである。当時としては、枯れた味わいなんて、想像もしなかったのだ。

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うそつきカモメ

3.0カントリー

2018年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「好きなラジオ番組は?」「KZTS!」。ドリー・パートンとディナーを楽しめるとあっては、凶悪犯もついついついていく。オリビア・ニュートンジョンも唄うし、ハンク・ウィリアムズも台詞に出てくる。なぜ、カントリー歌手ばかり出てくる・・・

 かなりゆるいコメディ・アクションだけど、それなりに楽しめる。リノのステージに出てきたプレスリーの物真似をするジム・キャリー。もっと見たかったのに・・・。それにしても変装をしたつもりのイーストウッドに誰も気づかないってのも・・・ちょっとだけシュワ顔になってたし(笑)

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kossy

3.0何かと緩い

2017年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 イーストウッドは旦那をおいて女とは簡単に打ち解けあうし、銃が大好きな山奥の危ない団体とは至近距離でもちっとも銃弾の当たらない銃撃戦をしながらの車で追いかけっこをするしで、何かとゆるゆるの話。でもこういう団体の人達ってアメリカにはほんとにいるらしいから、現実に巻き込まれると怖そう。
 ついでにキャデラックだってゆっくりとした速度でちょっと木造の壁に当たっただけで前照灯とフェンダーが簡単に外れてしまう。この時代の車はでかくて見た目はいかついけど、構造はゆるゆるだ。

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Cape God

3.0現代版賞金稼ぎ

2017年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

主人公(クリント・イーストウッド)は現代版の賞金稼ぎで、カルト集団に狙われた母子を救出することに。
主人公も母親(バーナデット・ピータース)も軽いノリで、誘拐された赤ん坊を追いかけていく。
ピンク・キャデラックはかっこいい。

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いやよセブン
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