「ラブ&ミュージック&ハッピー!」ビルとテッドの大冒険 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ラブ&ミュージック&ハッピー!
キアヌ・リーヴスの代表作と言えば、『スピード』『マトリックス』、最近だと『ジョン・ウィック』。
これらの前。ファンの間では有名なこの作品!
人によってはこの作品こそ!…と言うかもしれない。
チョー久々に見た。あれ、昔見たのこっちだっけ? 『~地獄旅行』だっけ?…と、覚えてないくらい(>_<)
音楽で世界を救う!
“ワイルド・スタリオンズ”なるロック・バンドを組む高校生コンビ、ビルとテッド。
でもそれ以前に、落第寸前。最低でも歴史を“A”を取らないと留年決定。それどころか、テッドは父親が勝手に決めた行きたくもない学校に転校になる。
な・ん・と・か・し・な・け・れ・ば・!!
言うまでもないけど、2人はおバカ。今更勉強したって何とかなるもんじゃない。
困った…。
と、そこへ!
電話ボックスに乗って妙な男がやって来た。
何でも、この電話ボックスはタイムマシンで、俺たちを助けてくれるって。
胡散臭いけど、“未来”の俺たちも推薦してるし、他に方法無いし、やってみっか!
邦画で“タイムマシンはドラム式”なんてのあったけど、こちらは“タイムマシンは電話ボックス型”。
いざ、過去へ!
…そこまではいいんだけど(?)、この2人、せっかく過去に来て歴史を学ぶんじゃなく、ぶっ飛びの発想。それは…
歴史上の有名人を俺たちの時代に連れてけば何とかなんじゃね?
普通に考えれば誘拐です、ハイ。
例えSFの世界でも、『ドラえもん』だったらタイムパトロールに逮捕です、ハイ。
考えた監督&脚本家、ある意味天才!
…でも皆さんご存知のように、そんなツッコミ所満載を無視して楽しむのがこの作品!
ビルとテッドがタイムトラベルして誘拐…いやいや、お連れして来たお客様は、
ナポレオン、ビリー・ザ・キッド、ソクラテス、ジャンヌ・ダルク、フロイト、チンギス・ハーン、ベートーベン、そしてリンカーンと、さながら“歴史偉人アベンジャーズ”!
皆様、未来にびっくり!…したのは最初だけ。
あっという間にこの世界に馴染み、ハチャメチャ大騒動!
歴史上の偉人たちの意外過ぎる顔!
キャラ立ちしてる偉人たちに、主演コンビも負けてはいない!
ビル=アレックス・ウィンター、テッド=キアヌ・リーヴスのナイス・コンビ! ユルさやおバカさも含めて、本当に愛すべきとはコイツらの事!
最近カッコいい役続くキアヌだけど、楽しそうなハッチャケおバカ演技。
何かで読んだ気がするけど、数ある出演作の中で、このシリーズが最もお気に入りだとか。
30年ぶりの新作は嬉しかったんだろうなぁ…。
テッドの父親の鍵とか、何故ルーファスは彼らを救いにやって来たとか、実は彼らの音楽が…とか、ちょっとした伏線もニヤリ。
果たして彼らは落第を免れる事が出来るのか…!?
こういうお気楽コメディなんで最後は勿論分かり切ってるけど、
サイコー!な発表会!
気分は、
ラブ&ミュージック&ハッピー!