ビリー・ザ・キッド 21才の生涯のレビュー・感想・評価
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クリスクリストファーソンさん、追悼
サムペキンパー監督 21歳で亡くなった伝説の悪党を演じた、クリスクリストファーソン 童顔の顔でまさかシンガーとは知らなかった。内容はそんな面白くはなかったけど、コバーンとかペキンパーらしさが出てました。ボブディランが出演してましたね。
今や時の人ボブ・ディランが演技している
ペキンパーショット最多
アコギのストロークが包み込む
とてもよかった
ビリーを誰も撃ちたがっていない感じが面白かった。仲間が止まっている宿に現れて、子分がベッドと女を明け渡すのが面白かった。NHKなのにおっぱいがバンバン出ていた。
ならず者と保安官が紙一重の違いだった。
三人の人気歌手が出演するニューシネマの傑作
一人目はボブ・デュラン
ビリーザキッドの仲間の端役として出演
少しだが台詞も見せ場もあり何度も登場する
彼の歌唱と演奏による主題歌が全編に流れ、本作のムードに良く合って溶け込んでいる
彼の役名はエイリアス、偽名の意味の単語つまり、名乗ったのではなく、名無しの権兵衛と言ったのだ
演技と言うべきものはないが存在感はさすがだ
二人目はクリス・クリストファーソン
カントリーロックの人気歌手
ビリーザキッド役だが、いまいち華がなかったのは残念
しかし、彼のシャツを第二ボタンまで開けて黒いベストを羽織り、長髪の出で立ちは素晴らしくビリーザキッドそのものを表現してみせている
この姿は数年後にスターウォーズのハン・ソロの姿として、そのまま物腰までコピーして引用されているのだ
それだけ彼のビリーザキッドが印象深いという証明でもある
三人目はリタ・クーリッジ
人気アイドル歌手、ビリーザキッドの女のマリア役で出演、この映画が縁なのかクリス・クリストファーソンと結婚している
インディアンの血を引くだけに役柄にぴったりだ
映画の構造としてはいつまでも体制に歯向かう永遠の若者と体制側に組み込まれる者との対比がニューシネマとして明確に打ち出されている
なおDVDはオリジナル版と2005年再編集特別版の2枚組だったが、特別版は観るに値しない
同じ素材でも編集次第で駄目な映画になる見本だ
オリジナル版だけの観賞で十分
タイトルなし(ネタバレ)
アウトローたちの時代から移りゆく時代を描いた傑作。
主人公となるのは、伝説のアウトロー、ビリーザキッドと、ビリーを追うパット・ギャレット。2人は元親友同士だが、パットはビリーを逮捕する指令を受ける。
時代と共に変わろうとするパット。時代の流れに逆らうかのように変わる事ないビリー。
2人の比較をうまく描いている。
印象的なのはパットがビリーを撃ち殺すシーン。ビリーを撃ったパットは、その背後、鏡に写る自分自身を撃つ。
パットにとってビリーは自分自身であり、なりたかった自分だったのではないか。そして、パットは鏡に写る変わってしまった自分を撃ち抜くのだ。
2人の男の友情を描きつつ、変わりゆく時代を描く。傑作である。
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