評決のときのレビュー・感想・評価
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人種差別をテーマにした真面目なアメリカ映画の良心
人種差別をテーマに情状酌量が許される殺人罪を描いた、真面目な姿勢が好感度高いアメリカ映画の良心。但し肝心の陪審員の判決に至る心境変化が描き切れず説得力が弱い。その為ラストが題材に対して軽く終わってしまう。良い題材だけに勿体ない映画。
考察がプロフェッショナル
良作ですね。
映画用に捻り出した法廷サスペンスとは一線を画す濃密度。原作のおかげか考察がプロフェッショナルでどこか詰め将棋のような、あらゆる可能性を探った上で最善のストーリーを紡いでいる。
罪は一つではない。人種差別か、レイプか、殺人か。弁護人は殺人を見過ごしているし、事実ではない精神疾患で被告を弁護している。もちろん、それらしいエンディングには至るが、その迷いを含む思考こそがこの作品の質。
あとは、層の厚いキャスティングが作品の完成度を押し上げている。
だいぶ、ほめたが一点。主人公の奥さん、いつもちょっと湿ってるのは何?あついのかしらんが、どのシーンも霧吹きしたみたいに無意味にしっとりしていて個人的にちょっとツボった笑
アメリカと言う国の話
ブラックライヴズマターが叫ばれている中、
24年前に作られたこの作品を観て
アメリカが何も変わってないと言うか、
根本的にはこう言う国で、
全く一つになっておらず分断されてるのだなと思いました。
今となってはケビンスペイシーが相手方と言うのも
憎たらしい。
マシューマコノヒーや撃たれた警察官が至極真っ当、
黒人も人間として接するのが当たり前のように
思えるのだけど、異物のように感じるのが怖い。
とにかく黒人に対する白人が基本的に酷く、
KKKなんかは悪魔のようである。
掲げられた「GOD IS WHITE」は白人の本質のように
思った。
父親の報復は気持ちは分かるし、
最終的には人種じゃなく、あなた自身ならどうするか?
と言う問いで、マシューマコノヒーの演説は胸を打つ
素晴らしいものだったけど、
それでもあの裁定はおかしい気がしました。
殺人を犯した黒人が被告人である裁判。 弁護するのも命懸けだ。 15...
夢中にならざるを得ない。
アメリカにおける黒人差別をテーマにした映画はいくつも存在する。そのどれもが衝撃的であるが、その中でもこの映画はストレートに残酷なシーンを訴えかける。
また裁判系の映画は「起」の部分で事件の内容を伝え、そこからは裁判メインになりがちだが、この作品はそんなに生ぬるくない。コンスタントに暴虐なシーンを映し出すため、終わりまで腹が煮え、夢中にならざるを得ない映画だ。
結末は、見て感銘を受けて欲しいのであえて何も言いません。
強いて言えばタイトル、原題の「A TIME TO KILL」のような直接的なタイトルにすべきだった。邦題は曖昧でこの映画には似合わない。
そして俳優超豪華。
マシューマコノヒー(インターステラー等)
サミュエルLジャクソン(ジャンゴ等)
サンドラブロック(ゼログラビティ等)
ケヴィンスペイシー(ユージュアルサスペクツ等)
キーファーサザーランド(24シリーズ等)
クリスクーパー(アメリカンビューティー等)
などまだまだ素晴らしい俳優陣が起用されている。
KKK
浅はかな脚本と監督
ごめんなさいこれは…
深い
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