100人の子供たちが列車を待っている

劇場公開日:1990年6月1日

解説

チリのサンティアゴで低所得者のために映画教室を開いているアリシア・ベガと、生徒である子供たちの姿を描くドキュメンタリー映画。製作はベアトリス・コンザーレス、監督はイグナシオ・アグエロ、撮影はハイメ・レイエスとホルヘ・ロートが担当。作品は、84年からチリの各地で映画教室を開いているアリシア・ベガが、86年にサンティアゴのロ・エルミーダで行った半年間の教室の模様をとらえたもの。小さな時から親と共に重労働したり、お金を稼いだりして身につけるものや学用品を買ったりしている子供たちのほとんどは、映画を観に行ったことがない。そんな子供たちにベガは、網膜残像に関する初歩的知識を始め、映画の歴史や構造、あるいは映画史を教えてゆく。そして子供たちは、リュミエール兄弟やチャップリン、ディズニーの映画に親しんでゆく中で、映画技術を体験する。映画は、こうした子供たちの成長を、好奇心と期待に満ちた表情とで、感動的に映し出してゆくのである。カラー、16ミリ。

1988年製作/チリ
原題または英題:Cien Ninos Esperando un Tren
配給:パンドラ
劇場公開日:1990年6月1日

あらすじ

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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映画レビュー

3.5 58分の1988年のチリ映画。 子供たちの "語り" を聞き、アリ...

2025年9月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

58分の1988年のチリ映画。
子供たちの "語り" を聞き、アリシア先生の "授業の方針" を垣間見る。
どんな映画か全く知らずに鑑賞。
映画評論家アリシア・ベガが、チリの首都サンティアゴの低所得者居住区の教会で生徒である子供たちを相手に映画教室を開くドキュメンタリー。
エジソンやリュミエール兄弟の発明等、映画技術の基礎の基礎から教えていく。
話を聞き体験する子供たちの目は輝く。
並行して子供をたちにインタビューをする。
将来の夢や映画体験を聞き、生活の模様が紹介される。段ボール集めをして学用品を買う子、秘密警察に尋問された幼い子たち。
そして田舎の舗装されていない道から、最後はバスで町に大勢で移動し、ある場所に行く。
この映画は1984年からチリの各地で映画教室を開いているアリシアが1986年にサンティアゴのロ・エルミーダで行った半年間の教室の模様をとらえたものらしい。

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