姫君と海賊

劇場公開日:

解説

「虹を掴む男」のサミュエル・ゴールドウィンが1944年に製作したテクニカラー喜劇。「アフリカ珍道中」のサイ・バートレットのストーリーを、アレン・ボレツとカーティス・ケニヨンが潤色し、“ロード・シリーズ”のドン・ハートマンが「五番街の出来事」のエヴェレット・フリーマンとメルヴィル・シェイヴェルソンと協力して脚色した。監督は「サン・アントニオ」のデイヴィッド・バトラー。撮影はヴィクター・ミルナーとウィリアム・スナイダーとの協同で、音楽はデイヴィッド・ローズ。「腰抜け二挺拳銃」のボブ・ホープが「虹を掴む男」のヴァージニア・メイオと主演し「西部の男」のウォルター・ブレナン、「海賊バラクーダ」のウォルター・スレザク、ヴィクター・マクラグレン、ヒュウゴー・ハス等が共演する。

1944年製作/アメリカ
原題または英題:The Princess and the Pirate
配給:大映
劇場公開日:1951年4月5日

ストーリー

1740年。父国王の反対を押切って平民の恋人と結婚しようとした英国王女マーガレット姫は、ジャマイカ行の帆船でシルヴェスターという自称名優の百面相使いに逢った。姫の乗船をききこんだ海賊“鈎”は、姫の船を急襲して男達をみな殺しにしたが、シルヴェスターはジプシーの老婆に早変りして海賊船に乗り移ることができた。海賊の手下フェザーヘッドは彼が男であることを見破り、かねて盗み出しておいて“鈎”の秘宝の在処の地図を渡してシルヴェスターとマーガレットを逃がしてやった。カサルージュに漂着した2人は、土地の気風の荒っぽさに度肝を抜かれたがシルヴェスターにすすめられて出演した酒場のショウで、姫は大当りをとり、たちまち土地の総督ラローシュの目にとまって、その邸にさらわれてしまった。シルヴェスターは早速取戻しに出かけたが、総督は彼を姫の恋人と信じて、かえって客分として丁重にもてなした。総督と気脈を通じていた海賊“鈎”は、地図を取戻しに上陸し、シルヴェスターと大乱闘の末、フェザーヘッドの働きで倒されてしまった。シルヴェスターは“鈎”に変装して姫を連出し、海賊船に乗込んだが、そこへ“鈎”が引揚げて来て、あわや彼の運命もつきるかと思われた時、姫の父王の艦隊が現れて海賊を滅した。かくてシルヴェスターはめでたく姫と結ばれると思いこんだのも束の間、実は姫の恋人は誠に意外な一人物なのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 アカデミー賞(1945年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) デビッド・ローズ
美術賞(カラー)  
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