「原題のI girasoliとはイタリア語でのひまわりらしい。 この劇中のひまわり畑がウクライナにあることも知られていると思う。」ひまわり(1970) ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
原題のI girasoliとはイタリア語でのひまわりらしい。 この劇中のひまわり畑がウクライナにあることも知られていると思う。
BS-NHKで映画「ひまわり(1970)」を見た。
1970年製作/107分/G/イタリア
配給:アンプラグド
日本初公開:1970年9月
原題のI girasoliとはイタリア語でのひまわりらしい。
この劇中のひまわり畑がウクライナにあることも知られていると思う。
ビットリオ・デ・シーカ監督といえば「自転車泥棒(1950)」で有名らしい。
オレはあまりよく知らない。
音楽はヘンリー・マンシーニ。
ソフィア・ローレンは今年(2022年)88才
劇中の彼女は本当に綺麗だ
身長は174cm。
マルチェロ・マストロヤンニは1996年に亡くなってる。
ほとんど誰でも知ってるストーリーだと思うが、
最初から最後まで見たのはこれが初めてである。
アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)とジョバンナ(ソフィア・ローレン)は
イタリアの新婚夫婦。
第2次世界大戦でアントニオはロシアの最前線に送られた。
凍てつく大地で凍死寸前のアントニオは現地のロシア人女性マーシャ(リュドミラ・サベーリエワ)に助けられた。
終戦になってもアントニオはイタリアに還らなかった。
マーシャと家庭を持って子供(カチューシャ)もいる。
ジョバンナはロシアの地で夫を探して歩きまわる。
そしてついに見つけてしまう、夫とその家庭を。
マーシャはジョバンナを家に招き入れる。
部屋には枕が2つ置かれた夫婦のベッドがあった。
マーシャは片言のイタリア語で、アントニオと出会った過去を話し始める。
雪原で凍死しかけていた彼をマーシャが救った。
その時アントニオは、自分の名さえ思い出せないほど記憶を無くしていたという。
汽笛が聴こえマーシャはジョバンナを駅に連れて行く。
汽車から次々と降り立つ人たちの中に、アントニオの姿。
駆け寄ったマーシャをアントニオは抱き寄せようとする。
マーシャは彼をとどめてジョバンナの方を指さす。
驚くアントニオが見たのはジョバンナの姿だった。
かつての夫と妻は距離をおいたまま、
身じろぎもせず互いを見つめ合う。
ジョバンナの表情が悲しみで歪んだ。
アントニオが何か言おうとした途端、
ジョバンナは背を向け、既に動き出していた汽車に乗せてくれと叫び、飛び乗った。
座席に倒れ込むように座ると、
ロシアの人々が奇異の目で見る中、声を上げてむせび泣く。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。