劇場公開日 1952年5月17日

「悪い子にいい子になってもいいかもと思わせる」ピノキオ(1940) Kさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0悪い子にいい子になってもいいかもと思わせる

Kさん
2016年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

先日ディズニーランドへ行った際にピノキオのアトラクションに乗り、ピノキオってそういえば見たことないと思って鑑賞。
ディズニーの2作目と言う事実にとりあえず驚いた。しかも1940年に劇場公開していると。最初の仕掛け時計の動きは今見ても美しく見とれた。
ストーリーといえば、さすがに「んっ?」と思うところが多いのだけれど、まぁ退屈せずに見れた。
ただ、小さい子たちが見るにはちょっと怖すぎるかもしれない。
遊園地に遊びに行ったらロバに変えられてしまうなんて。。。
しかもピノキオ以外の子たちはあのままロバとしてどこか遠いところに送られ、ロバとして人生を送ったのだろう。
「良心」がテーマの今作。自分だけジムニーに助けられ、神様に人間にしてもらい幸せな生活を送ることに対して「良心」が働けば罪悪感を抱くはずである。

世界の多くを知らない子供たちにとっては、悪い子になるとああやってロバになるということが実際におこっていることだと信じるだろうから、良い教育映画だと思う。
ディズニーのレベルの高さを表している作品。

K