「哀愁」ビッグ・ガン everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
哀愁
組織から足を洗おうと決意する殺し屋。
手違いで組織に妻子を殺され、報復のため組織の幹部を一人ずつ追いかけ仕留めて行きます。
原題が指すのは、その大物幹部達のことでしょうか。Alain Delon演じる殺し屋の処遇について方針が分かれます。
英題は、"No Way Out"。
倫理観より常に自分の利益を優先する人もいれば、命懸けで友人を守る人もいる…。信じたら負けなのか。組織の人間模様を時にスタイリッシュに、時に哀愁たっぷりに描いていました。
カーチェイスのロケシーンは時間や場所を選んでいるのでしょうが、ヨーロッパの各地がとても空いて見えました。どんよりと淋しい街並みが、作品に似合っていました。
銃やナイフではあっけなく即死するものの、無抵抗の女性に暴力を振るうシーンが多々ありました。
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