「1980年代を味わえる画面と音楽」ビジョン・クエスト 青春の賭け ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)
1980年代を味わえる画面と音楽
マシュー・モディーンが抜群にいい。この時の輝きを買われてトップガンの主役に抜擢されたが断った。バカっぽい映画として蹴ったが、もし受けていれば今のトム・クルーズ的になれた俳優。主人公は人生の意味「ビジョンクエスト」をさがす18歳。運動部、減量、マラソン、バイト先の先輩、尊敬できる先生、憧れる年上の女性、強い敵、気の合う仲間、親友。青春時代に誰もが経験する貴重な時間を1本の作品にきれいに無理なくまとまっている良作。80年代はスピルバーグ・ルーカスが席巻して以降、全ての映画が凄い映像、大作スペクタクルばかりになったが、まだこの頃にはテーマがキチンとある良心的な作品があった。スターになる直前のマドンナも抜群の輝きを見せる。これぞ良心的アメリカ映画。映画ファンにおすすめ!
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