「ミッキー・ローク演じる刑事の行動が無茶すぎて感情移入できない」イヤー・オブ・ザ・ドラゴン Fate number.9さんの映画レビュー(感想・評価)
ミッキー・ローク演じる刑事の行動が無茶すぎて感情移入できない
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ミッキー・ローク演じる刑事の人物描写が中途半端なため、「何故あそこまで徹底してマフィアを潰そうとするのか」という部分に説得力がなく、ひたすら無謀なだけの人間にしか思えなかったのが最大の難点。下手したらその場で殺されてもおかしくないほど挑発的な行為を繰り返しているのに、身内に対する気配りがまるっきり無く、普段の行動でも一人で街を平気で出歩いたりと、あまりにも考えが無さ過ぎ。その結果、妻を殺されたり、女性記者が乱暴されてしまうが、あんな無茶な事をやってたら当たり前。
刑事の精神的葛藤を描きたかったと思うけど、そこに説得力を持たせなくてはならないはずの彼の過去や人物描写がほとんど無いため、彼の行動原理がさっぱり分からず、結果、自暴自棄としか思えない無謀さだけが目についてしまい、あまり共感が出来なかった。
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