劇場公開日 2021年4月16日

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「戦争とは何なんだ、と考えさせられる」ハンバーガー・ヒル りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5戦争とは何なんだ、と考えさせられる

2021年9月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

1969年5月10日、アメリカ軍第101空挺師団は、南ベトナムのエイショウ・バレーにある丘・937高地(ハンバーガー・ヒル)を奪う作戦を開始した。しかし高地側に陣取っていた北ベトナム軍からの機銃と手榴弾による攻撃により、兵士たちは次々と被弾し命を落としていった。さらに豪雨や味方のヘリからの誤射も重なって戦場は地獄の様になったという、11日間に及ぶ攻防戦が繰り広げられたベトナム戦争の一部を描いた話。
地理的に不利な状況で丘を奪おうとする作戦が無謀だったような気もするが、そんなこと言ってる場合じゃなかったんだろう。戦争をやっていても恋人から反対されたり、妻の声を聴きながら死んでいったり、と、基本誰も勝者じゃ無いという戦争の悲惨さと失うものの大きさを描いていると思った。
負傷すると即座に自ら注射をしているシーンなど、破傷風対策だったのかな?
現地の女性と風呂に入るシーンが有るが、流石に慰安婦の様子も描いていてリアルだった。
戦場の悲惨さと戦争の無意味さを学ばせてもらった。

りあの