パルプ・フィクションのレビュー・感想・評価
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構成でこんな名作になるのか
十数年ぶりに見ました。
自分のメモには高得点がついていたし、映画好き同士で話すと必ず名前が挙がる名作なのに、全く内容を覚えていなかったからです。
多分3〜4回目なんですが、見返してみて、なるほど総合的に大した話ではない。
タイトル通り、心に染み入るシーンもないし、共感できる登場人物も出てこない。
これは覚えていなくても不思議ではない。
にも関わらず、何度見ても名作だと感じさせられました。
”これから死ぬと分かっている”主人公がダサいTシャツでレストランから帰る、すっとぼけたラストシーンのなんとも言えない味わい深さは、この構成、この演出でなければ出せない味わいでしょう。
マーセルスがミスターウルフを送り出すシーンも、後に車に轢かれたり大変なことになる人だと思うとちょっとかわいく見えてしまう。
この順番以外はあり得ないと説得されるような見事な構成で、その結果なのか要因なのか、映画のテンポが絶妙でした。
ヴィンセントとジュールスの間における会話や起きる事件の軽快なリズム、ブッチが逃亡する時の緊張感、さんざんフラグ臭を匂わせたところでやや間の抜けたマーセルスとの鉢合わせ、全てのシーンが機能していて、脈絡もメッセージ性も薄い物語を重厚に楽しく見せられた映画だと感じました。
キャラが立ってるだけで個性があるわけではない。
本作は、現代アメリカ映画界で異彩を放つ存在に成長したクエンティン・タランティーノの代表作である(一般的には「最高傑作」と評価されている)。1994年に公開されたアメリカ映画の中で、最も独創的でオマージュに満ちた作品である。
俳優陣もそれぞれの個性を発揮しており、特にS・L・ジャクソンの存在感は際立っている。今や「タランティーノ作品に最も頻繁に登場する顔」となっている(『ジャンゴ 繋がれざる者』では鬼気迫る演技を見せた)彼、演じるジュールズ・ウィンフィールドが「神の力の介入」によって神学に目覚めるシークエンスを誰が想像しただろうか。冒頭の「メートル法の議論」は、終盤になると「神学の議論」へと変わっていく。意図的なのかもしれないが、その対比が非常に面白い。
映画愛好家、映画評論家、映画史家、映画ライター、そして内外の一般大衆が、なぜ、『チーズ・ロワイヤルとメートル法』に「面白さ」を見出し、話に没頭してしまうのでしょうか。
子どもはもちろん、大人だって「パリのマクドナルドはビールを出す、しかも紙コップではなく本物のグラスで」となれば、アクションシーンにもっと時間をかけてもいいと思うはずだ。しかし、車内での「ハンバーガー談義」は、その年に公開された映画の中でも屈指の名会話と言える。
タランティーノの "出世作"(犯罪映画の金字塔、私にとっては "失敗作")である『レザボア・ドッグス』(1992年)の冒頭のセリフは、マドンナの "Like a Virgin "という詩(彼らはこれを「デカチンが好きという歌」だと言っている)を解釈したことを論じる「ジャンクフード・トーク」だけは、タランティーノの匂いがぷんぷんしている。
アムステルダムのハッパ・バーの話、サモアのアントワンの事件(マーセルス・ウォレスの妻ミアの足に触れ、窓から突き落とされた)。そして最終章の「ボニーのシチュエーション」まで、しっかり順序立てて、しかもこんな若さで?
と思うほど完ぺきな〝構成力〟です。
初めて「オーバードーズ・レスキュー大作戦」をご覧になる方は、感動と面白さを感じていただけると思います。50回くらい観たら、飛ばしたくなるかもしれません。正直なところ、私は50回見ています。.........
私は2001年頃まで、映画の主人公は物静かで控えめであるべきだという説を支持していた(エキセントリックな作品として評価の高い『イレイザーヘッド』のように)。
ところが、ここからが本題だ。1994年に公開された本作は、"寡黙な主人公 "の時代の終焉を宣言し、大ヒットした。
話を戻すと、台詞が「おしゃべりすぎる」という意見もあれば、「神脚本」と絶賛する意見もある。
いずれにせよ、この映画には大量のギミックが盛り込まれている。例えば、「ボニーとクライドのようなカップルがレストラン強盗を企てる」という冒頭で、ウェイトレスが「ギャルソンって男よ」と言い出す。
私としては、彼らのチグハグなセリフに「うんざり」していたのですが、それは映画の出来ではなく、この映画が本当に好きで50回も観たからで、その中でタショーの不満は、10回観ようとする人に「飽きるよ」とは簡単に言えない、「愛の反対語」だからということでした。
しばらく見ていると色あせてくるが、最初に見たときに「これはB級映画の哲学の台詞です」と言っていたら、学校の生徒は誰も見なかったし、考えもしなかっただろう。
映画のラストスパート。一番盛り上がるシーンが待っている。
メイナードとゼッドの「秘密の小屋」の蜘蛛の巣に引っかかった、大ボス・マーセルスと、ボクサー、ブッチとのことです。このシーンでは、ベガの親分であるヴィング・レイムズ演じる強力なギャング、マーセルス・ウォレスが監禁され、縛られ、レイプされる。ここで生じるひとつの疑問がある。
マーセルスは、ブッチからあんな目に遭わされていて、どうして許せたのだろう?
これは、どんな心理学者でも受け取りにくい。この話の不自然な欠点は置いといて、ここからがカッコイイところ。
その時、店を出ようとしたブッチが武器棚を覗いて、高所に飾られた日本刀を見る。彼はそれを使ってマーセルスを助ける。
マーセルスは200万ドルをチャラにして諦め、ついに「手を上げる」............。こう言う意味です。かっこよすぎ‼︎(笑)
さて、公開後、その反響はすさまじかった。そして、名作にはよくあることだが、賛否両論があった。それでも、............。
アカデミー賞の「脚本賞」を受賞したのです。この映画の脚本は非常によくできていて、もし将来、この映画に反対意見を言う批評家がいるとしたら、その人は古き良き時代の「無声映画」の批評家になるべきでしょう。これほどまでに無声映画の対極にある映画はなかったからだ。
アカデミー賞の「作品賞」は予想通り、スタンダードで当たり障りのないもので、トム・ハンクスとストリテリングの傑作であることは間違いない『フォレスト・ガンプ』が受賞した。
しかし、「映画の質」という点では、両者は拮抗している。この奇妙な2作品が世界的に認知され、「史上最高の映画10選」に選ばれるほどの「オスカー・コンテスト」を演じたことは奇跡としか言いようがない。
オジサンの尻の穴から尻の穴へとバトンされた金時計をありがたく戴く幼児
1994年のタランティーノ31歳の時の作品。カンヌでのパルムドール賞。
ジョン・トラボルタとユマ・サーマンがキャバレーで踊るシーンと鼻からヘロイン吸って、鼻血タランティーノ、アワフキーノからの注射器💉グサりシーンが大好き❤️
マリリンモンローのそっくりさんも素敵。
金髪を黒髪に染めたユマ・サーマンがキュート。弱冠22歳。堂々たるものです。コメディアンヌの素質も充分。
シネリーブル池袋とHUMAX池袋の東京フレンドシップキャンペーンで観賞しました。8月4日までやってます。
ブルース・ウィルスのブッチは第一次大戦に参加したひいおじいちゃんから代々受け継いだ金時計を大切にするあまりあんな可愛い恋人にブチキレて、危険な自宅に戻ってしまう。恋人役のマリア・デ・メディロスもベーリーキュートでした。
ベトナム戦争に従軍した父親が、ハノイの捕虜収容所で死に、戦友が大事な金時計をお尻の穴に隠して没収から守って形見として持ち帰ったモノ。
オレは絶対欲しくないなぁ。どうでもいいやろ。アホか!
巨漢の黒人ボスのマーセルスがへなちょこ警官におカマ掘られているシーン。檻から出される全身鋲打ち黒レザー男もグロかったけど、その前のボールギャグ姿のふたりのカットも長いよ!
今観ると、サミュエル・L・ジャクソンたちのセリフもかなりくどいと思ってしまいます。ボスの愛人の足を揉むことはやっちまうのと同じなのか、違うのか。
聖書の引用は受け売りを繰り返すから面白かったですけどね。
なんだかんだ言ってもバカバカしくて面白いんですけどね。
タイトルなし(ネタバレ)
マフィア映画。ただただスタイリッシュでかっこいいマフィアが描かれている。
作品全体の空気が張り詰めていて、自分たちが住んでいる世界とは別の世界を感じることができる。しかしそれぞれの登場人物の関係が進展するわけではない。ヴィンセントがミアとのラブロマンスを匂わせるも進展がなく、ボスを殺して成り上がるわけでもない。ブッチもマーセルスと和解する場面も、途中で出てきた男たちが突発的すぎて意味不明。個人的には敵対勢力とかにしたほうが良かったと思うし、マーセルスはブッチを撃ち殺してもよかったのでは?
そして最後は神を信じるジュールズが説教を垂れるが、話もくどく、散々殺しをしたのに最後だけ情けをかけたり、中途半端な男にしか思えない。
作品全体を通して、お洒落でスタイリッシュなマフィアが描かれているだけで話自体は面白いと思えるものでもないし、メッセージ性があるものでもない。 雰囲気映画。
小説みたいな映画
最初のシーンでいきなり映像が止まってオープニングが始まったり、ブッチが公衆電話で喋るシーンの素人には理解し難いカメラワーク、とにかく血まみれ、一度聴いたら頭から離れない音楽、突拍子もない展開の連続、私の記念すべきタランティーノ1作目は衝撃を大きく残して終わっていきました。
アドレナリンを心臓に刺したり、くだらなすぎるジョークを呟かれたり、間違えて人を吹っ飛ばしちゃったり、怒涛の下ネタが降ってきたり、元気が欲しいこのコロナ禍に沢山笑いをもたらしてくれた映画でした。食べ物もとても印象的で見終わった後はとにかくパンケーキとハンバーガーが食べたくなりました。A&W行ってきます。
異常に饒舌な殺し屋
冴えない殺し屋コンビの異常に饒舌なセリフ劇、殺し屋って大概は無口でクールという設定だろうと当惑したがタイトル通りの三文小説風に遊んでみたかったのだろう、この前提を踏まえて気楽に観ないと疲れます。
ちんけなボニーとクライド風カップルが強盗するなら穴場はどこかと薀蓄を語り合うと思ったらおしゃべりの止まらないおじさん二人の場面へ転換、話が分からないまま気弱な不良少年らはからかい半分に撃ち殺される。この映画、兎に角登場人物がどなったり喚いたりよくしゃべる、心の声までセリフにしているようで頭が痛くなる。
次なるエピソードは極道の妻ならぬ愛人のお守り役、トラボルタのダンスシーンが見せたかったのだろう、トマトのギャグは入れどころが絶妙でした。
ダイハードのヒーローも八百長ボクサーとは情けない、日本刀を持ち出したのはキルビル風、極道の親分の尻の穴を責める変態保安官は警察への面当てなのか、人物設定、キャラが飛び過ぎていて理解不能、ブルース・ウィルスもよく引き受けたものだ。
やたらと血が流されて人が死ぬ、流石にタランティーノもやり過ぎたと思ったのか最後は聖書まで持ち出して身勝手な理屈をつけてカップル強盗を逃がしてやるが非道の言い訳としては虫が良すぎる。数々の賞をとったようだがエピソードのカットバック、ソナタ形式のような構成手法は当時としては斬新だったのだろう。
もっと早く見とけばよかった
タランティーノの作品そのうち見るだろうと思って見ていないのが沢山あって、ちゃんと見出すとやっぱり面白くって、早く見ておくに越したことないという感想。
学生の頃に見ていた映画やアニメや小説にも影響されてる作品いっぱいあったんだろうなと思います。
早く見とけば、ああこれえ〜!って気がつきながら楽しめたでしょうよ。
ブルースウィルスの絶対死なないおじさん感は安定の極み!
タイトルなし
ストーリーの内容がバラバラだけどいくつかの視点で描くこそタランティーノ独特の撮影法だなと思いました❗️
特に最初のファミレスの強盗が最後にも描かれるのも凄い手法だなと思いました。
あなたが信じるのは"偶然"か"必然"か?!
本作は"ラッキーとしか言いようのない出来事"が各人物の元に起きる。それは本当に"幸運"だったのか、それとも"奇跡"だったのか?
ここでの"幸運"とはいわば"偶然"のことで、人が主体的に起こした行動の末訪れるものだ。一方"奇跡"は"必然"と同じ。これにおいて"ラッキーな出来事"は、神がすでに決めた人生を人が歩んでいるに過ぎないゆえ、その過程で人間が何をしようが必ず起こるのだ。
本作は"幸運"を信じるヴィンセントと、"奇跡"を信じ神を深く信仰するジュールスが"ラッキーな出来事"をめぐって口論を度々繰り返す。
そうして終盤、"奇跡"を信じないヴィンセントの"幸運"はいよいよ尽きてしまい、暗殺のターゲットと"不運な"出くわし方をしてマシンガンで蜂の巣にされてしまう。
結論から言ってしまえば、私は"幸運"も"奇跡"も両方が起きていると思う。私達人間は、時間的にも空間的にも有限だから、現世の外、つまりは神や神の世界の存在の確認などしようもない。ただ、"奇跡"は信じるものの元にしか訪れないのだろう。神を信じない者の世界に神は存在するはずがなく、"幸運"が尽きた時、救いの手を差し伸べる神も奇跡も存在しないのだ。だからヴィンセントの"幸運"はいよいよ尽き、命を落としてしまったのだろう。
この映画は実にシンプル!くだらない出来事で困って、思ってもみなかったラッキーな出来事が起こってその場を切り抜ける。そんなどこかくだらなくて、登場人物もギャングや殺人犯というバイオレンスさもあるのにどこか笑えちゃう、そんなタランティーノ節に拍手!!
さあ、あなたは"幸運"と"奇跡"、"偶然"と"必然"どちらを信じますか???
食事中はは観ないで!
薬の炙るシーン、吸うシーン
子供には見せられない。
音楽の使い方や頭の弱そうな女性と殺人も簡単にやってのける男性との対比、そう出てくるみんなが馬鹿を真面目にやっている所が面白いのかな?
死人、怪我人も沢山出てくるので私は笑えない。
それと時系列等バラバラな感じで出てくるので
あれは何だったとか?あまり思わずにさらっと見た方が良いと思った。
日本映画が好きな監督、日本刀まで出てきましたね。
※ロクでもない感想です※
2017/03/05初回視聴
一瞬だけ、ギャングのボスが嗜虐趣味な警官のあんちゃんからケツ掘られるシーンあったんだけど、「このシーンどこ向けやねん…」と思わずつぶやいてしもうた。
パルプは、3回くらい見るかwikiのネタばらししないと訳わかめだし、普通に評価高い作品なので私が語るまでもないです、でもオススメですし見てほしい……
「タランティーノだなぁ笑」って言える
『運命じゃない人』っていう映画と似てるような構造かな。バラバラがつながる系。そういうの大好きなんで面白かったけど、グロが苦手なので(タランティーノなら仕方ないが)☆4で…。笑
当時はこういう脚本が斬新だったようで。リアルタイムで観たら衝撃だっただろうな。
『バックトゥザ・フューチャー』、『インセプション』とならぶ、「映画最高!」って毎回観るたびに思わせてくれる傑作。音楽も超カッコイイしね〜。
最高だ
劇場公開で見て、その後も2~3回ビデオやDVDで見ているのだが、ここ10年くらいは見返していなかった。しかし、サントラはずっと聞き続けていたため、音楽がかかるたびに「ここか~」という感慨に浸った。
改めてみると、よく喋る登場人物ばかりで、意地悪く解釈すると登場人物の人格が一人だけに見えなくもない。立場が違うだけで中身は一緒みたいな感じもする。しかしそれでもたまらなく面白いので全然OKで、特に古物商の下りは最高だ。
上映期間中にもう一回見たいな~。
題名と内容のタッグ格好良い
とるに足らない低級犯罪のフィクション、という題名と中身がそのまま合っていてなんかそこが格好良い。
時系列がごちゃっとなって混乱するけど、二度目に観るとすごく楽しそう。
最後の「羊飼いになる努力をしている」と銃を下ろしたシーンがいい。
あの聖書の中の一節、いつか暗記したいものだ
タイトルなし(ネタバレ)
ビンセントとジュールスのコンビに癒される笑
ミアとビンセントはなかなかお似合い
最初ハニーバニーが一儲けしてミアになったのかと思ったけど違ったみたい。
というかマーセルスお気の毒^^;
雰囲気とキャラクターが気に入れば150分でも楽しい映画です。
普通でした。
「パルプ・フィクション」字幕版 DVDで鑑賞。
監督と脚本が、クエンティン・タランティーノなので、観る前はワクワクしてましたが、普通でした。そこまで面白くはなかったですね~。。
この映画は、群像劇ですので、登場人物、時系列がバラバラですが、全体の話は、マフィアの話。「あのシーンはあの後だったのか!」って思う箇所が多々ありましたw
ちなみにプロローグ→ヴィンセントとマーセルスの妻→金時計→ボニーの一件→エピローグという流れで進行します。
俳優もめちゃくちゃ豪華!
ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィルス、ティム・ロス、クエンティン・タランティーノなどなど、、
ブルース・ウィルスが演じたブッチ編で、金時計を無くして、彼女のせいにしてましたね。(笑)
見てて思ったんですけど、絶対ブッチの自己管理が悪いですよね。。(^^;
あと、サミュエルが演じたジュールスの長セリフがなかなか良かったw
ヴィンセントの方は、突然ブッチに射殺されたのがビックリでしたし、予想外でしたw
時系列などはバラバラで、序盤は「?」という感じですが、徐々に繋がります。音楽もノリノリで良かった!(^^)
特に盛り上がるところはあまりなかったので、「普通」でしたね~ 長編でしたが、あっという間でした。
個人的に「ヘイトフル・エイト」の方が好きです!w
タランティーノの最高傑作
殺し屋が殺す前にエゼキエル書の一節を読むシーン、これだけでもこの映画にハマってしまった。多分、クリスチャンでさえエゼキエル書なんてまず読まないと思うのだが、なんで殺し屋がこんなことまで知っているんだろう。それとも、キリスト教の国アメリカでは、特に珍しくないのだろうか。
あと、この映画の主役はジョン・トラボルタではなく、一番得をした?ブルース・ウィリスと思うのは私だけかな?
間違えなく最高のドラックムービーです!!タラちゃんは天才!
トレインスポッテイング、ロックストック&トゥースモーキングバレルズ、昔でいえばロッキーホラーショーや時計仕掛けのオレンジなど、疾走感のあるチンピラムービーやドラッグムービーはたくさんありましたが、現時点で間違えなく最高に近いできです。
バッファロー66は観れていないのでなんとも言えませんが…。タランティーノはやはり天才です!
思うところあって、昔見れなかった映画をまとめて見ようと見てみたら、想像以上の素晴らしいでき!!まずは、何と言っても俳優がとにかく豪華!!
痩せてた頃のジョントラ、サミュエルL、ユマサーマン、ハーベイカイテル、ティムロス、ブルースウィルスとよくぞここまで揃えましたねってくらい、すごい。そして、それぞれのチンピラっぷりがまた素晴らしいです。ジョントラとサミュエルのなんともB級なギャングコンビっぷりもすごいいいし、ハーベイカイテルの2枚目っぷりもサイコーです。
そして、物語の組み立てもすごいよい!!
オープニングのパルプの解説「柔らかく湿った形状のない物体」「質の悪い紙に印刷された扇情的な印刷物」みたいなやつ。終わってから思いますが、明らかに後者のほうですね笑
オープニング直後のティムロスの「俺は足を洗った、明日からな」から始まるファミレス強盗はベンチャーズの音楽とともに軽快にスタートするものの、その後はスタイリッシュなサミュエルとジョントラのやりとりへ。
その後は幾つかのストーリーが断片的に進行し、話はオープニングにもどる。
この組み立て…めっちゃよかったです。
最初のサミュエルとジョントラの若いチンピラからボスの金を取り戻すシーンではサミュエルのいかにも知的ながらも、なんだか垢抜け切らず、弱いものに説教を垂れる姿も失笑しながらもかっこよかったし、そのあとのユマサーマンばたばた編のジョントラもかっこよく…そして物語が架橋にむかったのは、ウィルス編。取り返した金をボスに渡すのは、ユマサーマン編の前だったかな?ユマのフロントが鋭角に前後差のついた白いブラウス姿もかっこよかったですね。
ウィルスは結局ボスとの八百長の約束を守らず、勝ってしまいボスに追われる立場に。そこで男を奮い立たせた、親から時計をもらったエピソードも若干の間抜けさ度合いが抜けないなら、ジョントラが殺られるシーンもあっさりしすぎて、思わず失笑。そして、ウィルスはボスに捕まりかけて、他の男にボス共々拉致をされるわけですが…気がついたら椅子にくくりつけられて猿轡をされて…この時点で、あるていどの予測はしていましたが…やはり…。ただの変質者じゃねーか笑
物語はさらにフィードバック。若いチンピラとのいざこざはまだまだ続きがあり…ドタバタは混迷を極め、ハーベイカイテル登場!この話でかっこよかったのってこの人だけでしたね。チンピラ二人はハーベイカイテルの指示に従って、難局を乗り切りますが、そこからオープニングに。ここで、「足を明日からあらう」ティムロスと、「足を明日からあらう」サミュエルが対峙。
結果はサミュエルの貫禄勝ちでしたが、ここから始まる前述のストーリーは、何のかんの言ってTシャツ短パン姿に銃を颯爽としまう二人が1番コミカルでかっこよく、その2人のレストランを立ち去る姿を目に焼き付けて「パルプフィクション」で有ることを実感する。
ユマサーマン編で二人が妙なTシャツ短パン姿で現れること、ウィルスとジョントラの小競り合い、よく日のユマサーマンのエスコートと実はここで全部繋がってたんだなぁと、思わず笑えます。
こんな、爽快な映画はなかなかないです。
見てない人はぜひ今すぐに!!
つまらないけど見てしまう
強盗・ギャングのドタバタ劇を描いたコメディです。
つまらないけど見てしまううちに大変な状況になっていて、しかも複数のストーリーがつながっていてストーリーがうまく構成されています。
ドラッグって死にそうになっている時に心臓に注射をすると・・・なものなの!?(びっくり)
ブルースウィリスの逃亡部分が少し物足りない感じだったので、黒人を車で撃ってしまう場面をなくして逃亡部分を長くするとよりいいかなあ
おもしろくてあっさりしている映画を見たいときにオススメしたい作品です
※他のレビューを見て気づいたこと
・B級的な(センスがよい!?)ものが溢れている。ハンバーガーの雑学、芸能パロディバー、ウィリスの抜けてる恋人等々。
全40件中、21~40件目を表示