「簡単なんだけど難しい内容」パルプ・フィクション ひつじさんの映画レビュー(感想・評価)
簡単なんだけど難しい内容
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感想としては、
この映画は興味の有無、あるいは個人の趣味で、評価が賛否の両極端に別れるだろう。
この映画は複数の話が絡まって出来ているけど、実は話の内容は難しくはない。
だから、見てるだけでは最初ワンカットだけで挫折し、つまらない評価になる。
けど、次はどうなる?、このシーンはどこに繋がる?と興味を持って観てると、観終わったら、あっと言う間に感じるけど、またあのシーンが気になる!となって、何回も観てしまうのだろう。
(きっと、それがタランティーノの狙いであり、本人は鼻高々に喜んでいる姿が想像するに難くない。)
それに加え、当時の撮り方、(今となっては)名俳優の若い姿、役者の演技力が魅力的。
私的には、「パルフィクション」の前に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観たことが吉となった様で、タランティーノの世界観を何となく読み取れた気がする。
ここまで長々と書いたけども、色んな考察がネットにはあるけども、結局のところ私の考えでは、冒頭に流れた
パルプ(1)柔らかく湿った形状のない物体
(2)質の悪い紙に印刷された
扇情的な内容の出版物
の説明と、入り組んだ作りに難しい様で、案外簡単な話の内容から察するに、
最初からストーリーの価値は二の次で、型にはまらない斬新な作品を作りたくて、タランティーノはとても満足できるこの映画が出来た、のでは無いかと想像しました。
とても私的などうでもいい事だけども、
前に、この映画を観たけど最初のカットで挫折し、悪い印象だった。
しかし、その時は体調が悪いのがいけなかった。シーン毎に切り取られてる事に頭がついていけず、理解ができなかった。
心身回復し新たに視聴したら印象が変わった。
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