「3人の運について」パルプ・フィクション szmushiさんの映画レビュー(感想・評価)
3人の運について
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PULP FICTIONにおけるキーポイントは 「運 」 であると感じた。
殺し屋 ヴィンセントは、"不運"にもボスの妻 ミアをドラッグによって殺しかける。しかし、"幸運"にも、応急処置によってミアは一命をとりとめ、ヴィンセントは難を逃れる。結果的に、ヴィンセントは幸運な人間だといえるだろう。
ボクサー ブッチは、ボクシングの八百長の約束を反故にしたことから、ボスに追われることになるが、”幸運”の金の時計を手にしてから、ことがうまく運んでいく。ヴィンセントを返り討ちにし、ボスからも条件付きで許しを得る。ブッチの運がヴィンセントの運を上回っていたために、ヴィンセントは死んでしまったのではないか。
もう一人の殺し屋 ジュールスは、ギャングの裏切り者の始末の際、”奇跡的”に銃弾が当たらなかったことから、足を洗うことを決める。ブッチの件にジュールスは出てこなかったのは、既に殺し屋から足を洗っていたためだろう。もし、殺し屋を続けていたら、ジュールスもブッチの運に負け、命を落としていたのだろうか。
オープニングが良かった。軽快な音楽で始まりを告げる。
自分は、気分の高揚を感じられ、自然と笑顔になれる音楽と映像を楽しむために映画館に向かうのだろう。
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