劇場公開日 1966年4月1日

「これがバルジの戦いの主要部分ではないだろう」バルジ大作戦 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5これがバルジの戦いの主要部分ではないだろう

2016年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

興奮

総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:60点 )

 ヒトラー最後の賭けとも言われる、ドイツ軍最後の大規模な反抗作戦であるバルジの戦いについての概要を知らない人には、全体像を分り辛いかもしれない。そして作品もこれがどのようなことが背景にあるのか、実際の作戦はどのようなものだったのかをあまり説明しないので、頭の中にどこで何が起きているのかを想像しづらい。大規模な作戦の割には燃料問題とドイツ軍による偽装部隊が作戦の中心で描かれるというのも、派遣された米軍がドイツ軍の侵攻を食い止めたという史実に対して単純すぎるし正確ではない。
 ただドイツ軍塗装を施しただけのアメリカ製とはいえ戦車を大量動員した戦闘場面は迫力があるので、その部分は評価できる。

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Cape God