「現実のような絵」巴里のアメリカ人 ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
現実のような絵
絵空事というけど、パリでは現実を描くと絵になるんだよ、と異邦人に思わせる力のある映画。ボヘミアンがたくさんいて、世界の暇を持て余した金持ちが金の使いしろを探しに来て、未婚女性は販売員で、パリといえば香水で…とスティロティピカル満載といえばそうなのだが、最後のダンスシーンが“すべて絵の中のお話ですよ”と教えてくれる。ロートレックの絵からジーン・ケリーが出てくる(受肉化される)シーンが好き。
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