「タップダンスとバレエの融合、色彩の豊かさに目を奪われる」巴里のアメリカ人 ともさんの映画レビュー(感想・評価)
タップダンスとバレエの融合、色彩の豊かさに目を奪われる
ストーリーは置いといて、ピアノやダンスや音楽や色彩、演出がとても良い!
子どもたちに英語を教えるシーン、ピアノの上でのタップダンス、カフェで3人でどんちゃん騒ぐシーン、等々お気に入りのシーンがたくさん!オーケストラのシーン等々、ユニークでコミカルなシーンも多くて面白かった。笑
最後の20分はとくに、タップダンスとバレエの融合(つまりはアメリカとパリの融合)って感じがして、新鮮だった!
というかジーンケリーのパフォーマンスが見られるだけでも私は満足!
ミュージカルを観た!という満足感がある。
しかしミュージカル映画は、ミュージカルのシーンだけ切り抜いて観たくなってしまう私。
本作もダンスのシーンだけ切り抜いてもう一度見たくなった。笑
『雨に唄えば』や『ララランド』や『スイングホテル』、私の今まで観たことのあるミュージカル映画は最低限ストーリーに筋が通っていたけど、『巴里のアメリカ人』はストーリーに筋が通ってなかったので、星3.5って感じ。。。
パトロンの件もアイリの件もなにも解決してないのに、キスして強引に「the end」となるのが若干納得いかなかった。笑
でも他の人のレビューで、「君のいないパリは美しくもなんともない」と書いていて、なるほど?と思った。
最後の怒涛のミュージカルシーンも、寂しくハリボテな(彼の描いたパリだとしても)パリと華やかで賑やかなパリを往復していて、そのような表現なのだとしたら少し納得がいく。
まぁでもストーリーに関しても、そういうもんだよな〜とも思うくらい、ダンスシーンがとにかく良かった!