パリ警視Jのレビュー・感想・評価
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ベルモンドのド根性刑事やりたい放題
ベルモンドが、ハリウッド映画っぽい型破りの刑事を演じるハードボイルドだけど、イマイチ盛り上がりに欠ける作品でした。ヘリからモーターボートに飛び移ったり、パリ市内をカーチェイスで爆走するなどをノースタントでやっているのは、相変わらずあっぱれです。左遷された先のパリのピガール地区のアンダーグラウンドの雰囲気も面白いです。とは言え、それなりに迫力あるシーンがあるのに、アクションシーンをただ並べているだけで、なんかブツ切り状態なのが残念。ベルモンドのタフガイ振りはいつもながらカッコいいけど、もっと活かしてほしかったな。悪役のヘンリー・シルヴァも、ハリウッドから出張してきた割にはいいとこ無し。
平板だったかなぁ
ヘリコプターから宙づりで高速ボートへ、ムスタングでバリバリのカーアクションなどは相変わらずでとっても良かったです。車を運転しているときのベルモンドの顔はすごくいい!理解ある同僚をベルモンド映画お馴染みのピエール・ヴェルニエが演じていて嬉しかった。 いわゆる「型破り」「一匹狼」警視と職場上司の関係などは既視感があって(そもそもこの映画やベルモンドが最初なのかもしれないけれど)奥行きが感じられなくて残念だった。あと他のベルモンドの映画でも思ったが、血糊は日本の舞台とか映画の方が本物らしい色と粘りがあると思いました。
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