「カツラを取ったショーン・コネリー‼️」薔薇の名前 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
カツラを取ったショーン・コネリー‼️
ご存知ウンベルト・エーコのベストセラー小説の映画化‼️原作は上下巻にわたるブ厚い中世絵巻なんですが、映画は七面倒くさい神学論争は描かず、僧院で起きた殺人事件に的を絞ってるのがイイですね‼️北イタリアの修道院でイギリスからやって来たショーン・コネリー修道士とクリスチャン・スレーターの弟子が、連続殺人事件に遭遇する・・・‼️二人はホームズとワトソンみたいな名コンビで、特に翌年「アンタッチャブル」でオスカーを獲るコネリーがユーモア味もあって素晴らしい‼️あぶり出し文字、秘密の迷路、謎の図書館、毒薬といったミステリーの趣向‼️一癖も二癖もありそうな怪しい修道士たち‼️修道院の退廃、正統派と異端派の問題が渦巻くおどろおどろしい事件‼️これはホームズと言うよりも横溝正史モノですね‼️そしてもう一人の主役とも言うべき、中世イタリアの僧院を再現した壮大なオープンセットが、これまた素晴らしいです‼️
『フライトナイト2 バンパイアの逆襲』への共感&コメントありがとうございます❗️
劇場まで足を運んでおられたとはさすがです❗️トレイシー・リンは知的な女子大生役で良かったですよね❗️
ソフト化されないのは多分ストーリーの展開が一作目とそんなに変わらないからでしょうか(笑)。
『薔薇の名前』の主人公、バスカヴィルのウィリアムは、シャーロック・ホームズの『バスカヴィル家の犬』がピンときますし、弟子のアドソはワトソンをもじってますよね。
そういう遊び心があるから、重厚なのにミステリー・エンターテインメントとしてとっつきやすい作品になってますよね。
『ヘルボーイ』のロン・パールマンが出てるのもファンにとっては嬉しいです!