「ショーン・コネリーのとんでもないマスター感!」薔薇の名前 たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
ショーン・コネリーのとんでもないマスター感!
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とある修道院で起きた連続殺人事件とその裏に隠された秘密に、元異端審問官の修道士とその弟子が挑む、中世ヨーロッパを舞台にしたミステリー。
主人公ウィリアムを演じたのは、『007』シリーズや『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の、レジェンド俳優サー・ショーン・コネリー。
第12回 セザール賞において、外国映画賞を受賞!
中世の修道院を忠実に再現したと思われるセットと、画面越しでもその寒さが伝わってきそうな空気感、どことなく不気味な修道士の人々など、映画の雰囲気はすごく良いです。
何よりショーン・コネリーの圧倒的な存在感。彼がいるだけで凄い名作を見ている気がしてきます。
映画のテンポは静かでゆっくり。心地よいのだが眠くなる。
ミステリアスな雰囲気は素晴らしいが、なんとなく先が読めるストーリー展開。
ベネディクト会とかフランシスコ会だとか、キリスト教会の知識が無い人間には結構わかりづらい作品かも。
村娘と弟子のラブシーンはかなり唐突…
それが物語の重要な要素になるのだが、そこにはのめり込めなかった。
とにかく、雰囲気が素晴らしい。当時の修道院やキリスト教について学ぶことができる作品かと思います。
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