劇場公開日 2016年4月9日

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「夜空の星が近くなってきた時の「心の糧」」バベットの晩餐会 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5夜空の星が近くなってきた時の「心の糧」

2023年7月7日
PCから投稿

キャメラは北欧の寒村を映し出す。
そこの村人は貧しくも信仰を糧に
細々と生きている。

教会にふたりの娘がいる。
牧師と村人、兵士と娘、歌手と娘、
娘と村人、その日々を追う。

時が過ぎても変わらぬ信仰
しかし虚しさも重なる。

亡き牧師の生誕100年祭。
そこでの最高級の料理。
次第に村人の表情は豊かになり、
誰もが優し光に包まれる。

人生は名誉や金銭では無い。
生きる喜びと、その意味。

物語はそこで終わる。

星組