「美味しい食事は欲望の塊なのではなく、もちろん単なるエネルギー源でもない」バベットの晩餐会 本まぐろトロ子さんの映画レビュー(感想・評価)
美味しい食事は欲望の塊なのではなく、もちろん単なるエネルギー源でもない
ほっこり
が、一番短くて近い形容詞かと。
でも単によかったね、というだけでは片付けられない奥行きを感じた。
あの料理の凄さの一割もわからなくとも、
気づけば不平不満だらけになってしまってた村人達も
美味しさの前には叶わず
素直になっていく姿を見るのは爽快である。
劇中の言葉は
キリスト教の教訓というよりは
宗教関係なく、幸せに生きるためのコツのやうに感じた。
バベットの心意気とプライドにも感服するが、
将軍の言葉が自分には響いた。
この美しい世界では全てが可能なのだ
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