「1871年の1万フランって?」バベットの晩餐会 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
1871年の1万フランって?
クリックして本文を読む
1871年がどのくらいの時代かわからずでしたが、ナポレオンのあとですね。パリコミューンに普仏戦争。19世紀末なんですね。なるほど。
マーチーネとフィリパの美人姉妹は、女の幸せよりも信仰を選んだ村のみんなの聖女的存在です。
本人の選択であればいいのですが、父である牧師が決めるのはおかしいし、だいたい牧師自身が子供をもうけておいて娘には信仰を強要するのはおかしくないかい?と思いました。
若い頃の恋とも言えない程度の触れ合いの回想と、フランスから逃れてきたバベットというメイドを家に置くことにした経緯と、バベットがよく働いて姉妹だけでなく村のみんなにとってなくてはならぬ存在になってというお話です。
バベットは宝くじが当たってそのお金で晩餐会を開きます。フランス式の本格的なやつです。
ウミガメを見てうろたえる辺りは面白くもあり。
12人分で1万フランという貨幣価値がピンときたら良かったのですがよくわからなかったです。
ここの宗派は歌うことを重視しているのですね。そしてプロテスタント系なんですね。
知らない世界を垣間見る楽しみがありました。
裏を返すとそれだけとも言えます。
静謐という言葉が似合います。
コメントする