「才色兼備」花嫁はエイリアン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
才色兼備
女エイリアンというとスペースバンパイアやスピーシーズのような怖い方が多い。「美女宇宙人の侵略(1962)」のように笑えるセクシータイプもあることにはあったが才色兼備というと本作くらいでしょう、これはスピルバーグが「ET」で優しい宇宙人を登場させた偉業と肩を並べることではないかと。ただ、こちらはもてない男の妄想でしょうからお子様向きではないですね。ストーリーはハッピーエンドの「かぐや姫」や「奥様は魔女」的なロマンティック・コメディです。
笑いのツボも日米で概ね変わらないのですが、ジミー・デュランテ(第二次大戦前後に活躍したボードビリアン)が劇中なんども登場しますが日本では余り知られていないので辛いところです。
見どころは地球人の風習に戸惑いながらも馴染んでゆくキム・ベイシンガーのコメディアンヌぶりでしょう、ダン・エイクロイドのあまり男臭くないないところも幸いして卑猥なエピソードをサラッと見せています、ここら辺が興味本位のB級映画と一線を隔しますね、上出来です。
コメントする