バッファロー'66のレビュー・感想・評価
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真っ赤っかな靴の男
20年前程に観て、ヴンセント “御洒落ぇ” ギャロの魅力とスタイリッシュで且つほろっと切ない内容が好印象だったと記憶している。
本作品が映画館で再上映されるって事で
映画館鑑賞推奨委員会会長のアタクシとしてはどうしても観に行きたくなったのである。
で、観てみたらえらいモンで
全 く 覚 え て へ ん っ っ !!
(゜ロ゜ノ」ノ!!!!
だども、是がほんまに堪らんかったっっ!!
20年前のアタクシに感謝っっ!!涙 (?)
いゃぁ~せやけど、
酒にもクスリにも溺れずともここ迄ヘタクソな主人公ビリーにぐっと惹き付けられるってのはレイラ曰く
「世界一優しい人」
やからなんゃろなぁ~☆彡
映画人生に深く深く刻みました
映画凍結期に公開された作品なので今回が初見。
観始めてすぐに心がざわついた。
これは自分にとって大切な作品になると。
ドキドキしながら観た。
壊れてしまって社会に適合しない主人公のビリー(ヴィンセント・ギャロ)と彼に拉致された少女レイラ(クリスティーナ・リッチ)の道行。
二人はビリーの故郷・バッファローに向かった。ビリーの両親も壊れていた。家族として歪だった。
ビリーを優しく受け止めたレイラ。彼女は天使だった。夢に見ることはあっても現実には決して存在することのない天使だった。
キング・クリムゾンの『ムーンチャイルド』に合わせてタップを踏むレイラ。あまりにも美しいシーンだ。そこに映画の神様が舞い降りた。
ギャロはプログレが好きなんだろうなぁ。クライマックスはイエスの『燃える朝やけ』に乗っかってスロー&ストップモーションのバイオレンス。これも快感。
ビリーはセイラとともに生き直そうと。
ほんとクソみたいに都合のいいヤツ。
自分のように最低なヤツ。
これは壊れた人間がすがりつきたくなるような作品。
宝物になった。
好きだなぁー、好きですぅーこの作品
おもしろすぎました!!そして、なんと愛おしく可愛い作品なんでしょう。
映画館で鑑賞できる機会を作ってくれたシネクイントさんに感謝です。
厨二男子?いや、愛を知らない(多分)チェリーボーイの物語。よかったなぁ。
あぁ、20年前の作品なのかぁ。。。リアルタイムで観るべきだったなぁ。
お話の始まりからは想像もできない展開とラスト。素晴らしいエンタメ作品ともいえますし、
斬新なカット割り、飽きさせないカットの連続で会話劇が別の何かに見えちゃう演出もなかなかです。テーブル囲んでのシーンは素晴らしい、秀逸です。感心しちゃいます。
ストーリー、演出の一部ではありますが、ちょっとした笑いも散りばめられていて良いのです。
トイレ探しとか親父のスケベ心を感じさせるところとか・・細かいところが「イイ」のです。
ビリー(主人公)の人物像の作り込みが非常にしっかりしているんですよね。家庭環境などの背景含めて。それらがあるからこのシンプルなストーリーで描かれるさまざまなエピソードが、時に可笑しく、時に哀しく、切なく伝わってくるのです。
ビリーへの気持ちが最初とラストで変わっている自分に驚きました。心揺さぶられたなぁ。
「本気のしるし(劇場版)」でも揺さぶられたけど、本作でもまた・・・願っちゃったもんな!自分が思うラストを。なんだかね、クリスティナ・リッチ演じるレイラの気持ちがわかっちゃう自分もいて・・・。
もーーー!やられたー!って感じです。
クリスティナ・リッチ良いですなぁ〜。
凍てついた心は帰るべき場所の窓の光が溶かしてくれる。
良いお話でした!いつかまた観たくなる作品です。
あと、キング・クリムゾンとイエスの曲がかかるとは!なんと効果的!選曲も見事。
僕は♪Moon Child♪のシーンが大好きです。
傑作です!
【溶ける】
バッファロー・ビルズのスーパーボウルでの一点差負けは、あまりにも有名で、伝説だ。
今年は、タンパベイ・バッカニアーズが、QBトム・ブレイディが移籍して来てすぐ、近年で最強と言われたグリーンベイ・パッカーズを接戦の末に破り、スーパーボウルでは、カンザスシティ・チーフスを難なく下した。
これは、バッファローと対極的な意味で伝説になるに違いない。
この「バッファロー’66」は、ビリーと、レイラと、ビリーの両親の食卓の場面の定点カメラを使った撮影など、小津安二郎的と言われたり、全体的に暗い色調の画面にビリーの赤いレザーブーツが妙に目立つような不思議な色彩感覚が印象的だったり、それは、すごく分かる。
でも、僕は、なんか初恋の相手と童貞を失くす時の、朝会った親の話は耳に入ってこないとか、誰かに話したいとか、落ち着きのない、そわそわした感じから、裸で抱き合ってゾクっとして、そして、…、溶け合うような感覚を覚える作品だと思っている。
僕は、初恋の人が相手ではなかったけれども、童貞を失くした相手はヴァージンだった。
そんなことも、そう感じた理由かもしれない。
こんなことを思うのは僕だけだと思うが、とにかく、この作品が大好きだ。
カルト的とか違うと思うのさ。
負け犬の巻き返し
ビリー、あなたは世界で一番優しい人よ。ハンサムだわ
いつもの如く予備知識が全く無く、ジャンルさえもわからない状態で鑑賞...
クリスティナ・リッチ
100%ギャロの満足映画
急に暗転してレイラにスポットライトが当たりKingCrimsonの「Moonchild」が流れる中でのお遊戯的な素振りが可愛らしいクリスティーナ・リッチのぽっちゃり加減が最高、不敵な笑みが印象的なストリッパーからの止めの一発はYesの「HeartoftheSunrise」で一気にテンションが上がる。
落ち目一直線だった頃のミッキー・ロークや「ビッグ・ウェンズデー」の印象しかないジャン=マイケル・ヴィンセント、カサヴェテス・ファミリーのベン・ギャザラにアンジェリカ・ヒューストンと渋いキャスト陣がギャロの思想や価値観に付き合わせられた100%ヴィンセント・ギャロが炸裂する本作。
とにかく主人公のビリー・ブラウンがイチイチ気持ち悪くて女々しくて自己中でイライラするし、薄着過ぎて観ていて寒くなるし序盤は半ケツだしマニュアル車を運転出来ないし、素っ気無い態度を取る割には相手にされたくて気を引こうとする寂しがり屋で見栄っ張りで殆どの周りの他人が面倒で離れてしまうタイプ!?
監督二作目の「ブラウン・バニー」も含めた本作の主人公はギャロ自身そのモノって断言しても良いだろうってな共感は一切出来ない。
でも何度観ても飽きないしギャロのセンスが好みで嫌いにはなれない寧ろチョットした傑作と褒めても良いだろう、最高な映画であるのは否めない!?
ヘンテコだけど、とびっきりのラブストーリー
初めて見たのは高校生のとき。何回見てもキュンとする大好きな映画です。
主人公のダメっぷりとヒロインの天使ぷりが最高!ビリーが部屋から出て行く時とラストのシーンは本当にキュンとします。
話のテンポはゆっくりだけど、後半がすごく良いです。冬になると見たくなる映画です。
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