バットマン・フォーエヴァーのレビュー・感想・評価
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隠れた名作
バットマンにはあまり知られていない代名詞がある。それは「世界一の探偵」という顔だ。
昨今のイメージだとダークヒーローであり多彩な機能を持つスーツを身にまといどんな数の悪人だろうが一人で対峙しスーパーマンとも戦い異次元の敵と戦うイメージを持つ人は多いだろう。しかし今作では戦闘シーンも楽しませてくれるが探偵としての一面も見れる。
いつか探偵としてのバットマンを見たいなあと思っており、その高い頭脳を駆使してガジェットも豊富に使い謎を解く話が作られたら面白いのではと思っていて、今作ではヴィランとの頭脳対決を盛り込みそれに近い形を見せてくれたという点でこの作品を非常に高く評価したいと思う。
また90年代にしてはかなりギミックの描き方がかなり頑張っている。バットモービルから噴き出る炎、スライドでロケット砲を避けるスピード感、モービルからフックが飛び出て壁を駆け上がる、バットスーツのブーツから噴き出るブーストなど当時としては造形にもこだわりを感じ細部にわたって楽しませてくれる。
今でいうVRを予期させる演出、3D映像をプリントした技術も先進的に思え興味深い。
ロビンの姿に過去の自分を重ね合わせていたのも心理描写として面白い。ロビンを助ける時にサーカスの綱渡りに重なるのもロビンのトラウマをバットマン自身が救ったのだと思うし最後にトゥーフェイスを見殺しにしたのも彼に手を汚させたくないように見えて泣かせる。
そして最後のバットマンとロビンが駆けていくシーンはとても胸が躍り素晴らしい結末だった。
これは……
公開当時、監督がティムバートンから交代したと聞いて「じゃ、いいや」と観てなかったのを思い出し、レンタルして初鑑賞。
映画館で観なくて正解だった。
ジム・キャリーとトミー・リー・ジョーンズのコントを延々見せられるのが辛い。
バットマンに変身したヴァル・キルマーの尻のアップには笑った。
監督交代
ブルース・ウェインが会社を作っていた。その会社に就職したジム・キャリーがやはり笑えるキャラだ。その他、ニコール・キッドマン、ドリュー・バリモアと豪華絢爛。
ダーク、ゴシックなイメージは残しているものの、原色を使ったり、昼間の映像を使ったりと対照的な明るさも効果的だ。ブルースの悲しい過去もトラウマとして表現され、復讐する者の哀愁を醸し出す。欲を言えば、もっと笑わせてもらいたかった。
三作目だけど、実質的に一作目
ジョエルシューマッカー監督は明るいバットマンが好きっぽいんですよね
なので、ブルース・ウェインのトラウマを解消しちゃいます
孤独な彼に仲間が出来ます
バットモービルもピカピカ光って自己主張強めです
敵は大事な自分ルールを守りません
それなりに楽しめましたけど、全然別の世界観です
トゥーフェイス=ボスの人じゃんw
BATMANのスーツもろもろブラッシュアップされててかっこいい!これまでの3作、とっても観てて楽しいんだけど、敵のストーリーやボス戦があっけなくて軽いんだよなぁ…
「翼の傷が癒えて コマドリが また飛ぶ日のために」 #アルフレッド #心に染みた言葉
Let be me your partner.ロビンも登場のコミック色の強まったバットマン3作目
監督がティム・バートンからジョエル・シュマッカーに変わった事もあってか前2作のダークな雰囲気と違って随分と明るくアメコミっぽさをました第3作目です。子供の頃に観た時にはあまりにも荒唐無稽なストーリーに辟易したものですが、改めて観てみると思いっきりエンタメ方向舵を切った作風が意外と楽しめました。
これまでとは俳優も一新して継続して同じ俳優なのはアルフレッドとゴードン警部のみ。バットマン側もヴィラン(悪役)側も当時としては豪華な俳優を起用しています。
新しくバットマンとなったヴァル・キルマー。あまり賢そうに見えない所がブルース・ウェインっぽくなくて残念だったのですが、今観るといかにも漫画な作風なのでこれはこれでありかなっと思えてきます。アメコミでは重要なポジションであるサイドキック(相棒の意味)であるロビンを演じるクリス・オドネル。現在はTVドラマに活躍の場を移していますが、当時は「三銃士」等に出演してて人気のある若手だったはずです。ニコール・キッドマンは相変わらず美しいですね。おかしなキャラクターばかり登場する映画に花を添えています。
ヴィラン側ではリドラー役のジム・キャリーが一番目立っています。バットケーブを破壊して回るシーンとか本当に楽しそう!トミー・リー・ジョーンズは何で出ちゃったの?っという印象を受けますが、その隣にいた2人の美女の内の白い方のシュガー役がまさかのドリュー・バリモア!?俳優としてキャリアを復活する前はこんな所に出ていたのですね。
作風をガラッと変えた事でアメリカでは前作「リターンズ」よりヒットしたようです。子供の頃に観ると雑なストーリーにNGを感じてしまうかもしれませんが、それを受け入れ一つの味として楽しめるキャパができた大人になって観ると意外と楽しめる作品でした。
コメディバットマン
キャスト一新で臨むバットマン3作目。今回のバットマンはバルキルマー(誰?)。ヴィランにトミーリージョーンズとジムキャリー。そしてバットマンの相棒ロビン誕生の物語。
やはり悪役が濃い笑。
まずトミーリージョーンズ演じるトゥーフェイス。いやてかまず彼の演技を初めて見た世代的に自分たちにとってはBOSSのおじさん笑。この人も声がいい人質脅すときのセリフが好きwhywhywhywhywhyー!!
トゥーなだけに体も2つタバコも2つワインも2つ女も2人でこだわりあったなー笑。
そしてリドラー演じるジムキャリー。表情大杉すごすぎ完全に主役を食ってる存在感笑。これがコメディアン顔も声も何種類もの人間がやってるみたいだった。バットマンの雰囲気にあってるかはアレとして、リドラーの役はハマり役だったと思う。
今回のバットマンは正直あまり魅力が、、若い頃のシュワちゃんに似てた笑。ただ全体的に溢れるコメディ要素を取り入れたのかバットマンの姿でニンマリ笑うなど新しい一面も覗かせていた。
そして相棒のロビン。作品ごとで素性が違うらしく、今回のロビンはサーカス団員。あの衣装はサーカスのときの衣装らしく、それってただの一般人じゃない?とも思った笑。
しかし常に孤独だったバットマンに強い味方がついたという意味では頼りになる存在。今後の作品でも活躍することを期待。
出演者は豪華なオールスターバージョン。せっかくロビンが登場したのに...
出演者は豪華なオールスターバージョン。せっかくロビンが登場したのにお祭り騒ぎをしているだけのような内容で残念の仕上がりだった。
少し残念
今回は監督が全二作から変わりましたが相変わらずストーリーが雑で深く考えずに見るのをオススメします。
劇中に登場するトゥーフェイスはやっぱりノーラン版のほうがいいですね(^^;
最後の死に方が雑であっけなすぎで少し笑ってしまいましたw
バットマンの俳優さんも変わりましたが全二作のマイケル・キートンさんの方が良かったです。
バートンが監督でなくなってもファンタジー路線はそのまま
総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 55
ビジュアル: 80
音楽: 75
出演者も一新され、ティム・バートンも監督から製作者にまわった。そうはいってもファンタジー・ヒーロー路線は相変わらずで、そこらあたりはバートンの世界がそのまま引き継がれていた。出演者は敵も味方もとても豪華になっている。ジム・キャリーのぶっ飛んだ演技がこの世界に合っていたと思う。
でもやはりバートンの描く大人の童話のような世界にはちょっとついていけない。悪く言えば彼の醸し出すいつものおもちゃ感覚のB級感が漂うし、いつまでもこのお祭りのような雰囲気が続くと流石に飽きてくる。一作目の「バットマン」を見た後で、同じような内容の似たような連作ものをいくつも見なくてもいいかという感じ。
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