劇場公開日 2020年12月4日

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「【すでに過去の未来】」バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【すでに過去の未来】

2020年12月6日
iPhoneアプリから投稿

BTFは、Part1が、あんな思わせぶりな終わり方なのに、本当は第1作で終わりの予定だったと聞いたことがある。

Part2は、今度は未来か!と期待したが、実は、また、過去に戻って55年の話が中心になる。

それに、今見返すと、85年から30年後の2015年は既に過去で、チグハグ感が、どうしても残ってしまう。

ドローンのような機能を備えた空陸両用の自動車の実現は、もう少し先の話だろうし、通信の主流はゴーグルタイプではなくて、スマホだ。

ただ、ロータリーのようなところを走る自動車の形は、トヨタやホンダのハイブリット型に似ていたのには少し驚いた。
こういうことはあるのだ。

浮遊式のスケボはないが、電動アシストや、電動のキックスケーターはある。
僕は、いつか、電動のキックスケーターで通勤したいなと思っている。

実は、ビフのスポーツの儲け話でドタバタするPart2を、僕は他のPartと比べて。あまり好きではない。

なんか、とって付けたようなストーリーに感じられるのと、BTFの痛快さやテンポの良さが足りないと感じるからだ。
ジョージが死んじゃったとか、それに伴ってロレインがやむなく再婚したとか、メロドラマ風なのも実は面倒くさい。

Part2は、企画段階で、物語の長さゆえ、単独から、Part3と分けて制作されることになったらしいので、実は、Part3に向けて、ちょっと無理やり長尺にアレンジされたのではないかと疑っているが、まあ、BTF全体としては、やむなしというところです。

ワンコ