劇場公開日 2022年10月21日

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ハスラーのレビュー・感想・評価

全21件中、1~20件目を表示

3.5単なるビリヤード映画ではなく、主人公の変化を硬派に描いたヒューマンドラマ

2020年4月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

誰もが一度はそのタイトルを聞いたことがあるはずなのに、なかなか手が出せない。「大人になった時に見よう」と思いながら、すっかり大人になってもまだ見ていない。そんな人も多いはず。確かにとっつき易いとは言い難い。カラー時代にもかかわらずモノクロを突き通し、しかもポール・ニューマンのアクターズスタジオ仕込みの、体の芯から本人になりきった演技に頼るところも多い。

だが、40年代末から始まる赤狩りの影響を受け、50年代は苦難を強いられたロッセン監督のキャリアを思うと、主人公の人生が重なって見えてくる節がある。自分の得意とする分野の腕前でのし上がろうとし、そこで思いがけない躓きがあって、今度は自分を利用しようとする他人の口車に乗せられてさらに精神的などん底を経験する。だがこの一件によって何かが変わる。彼も変わる。本作は単なるビリヤード映画ではない。そうやって変わりゆく姿を実直に捉えた硬派な一作なのだ。

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牛津厚信

4.0思い出とともに振り返る名画

2024年3月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.0モノクロを鮮やかに彩る、抗えないスターの輝き

2024年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

映像も音楽もクール。そして何より若きポールニューマンの圧倒的スター性。派手なCGやガチャガチャしたカット割りなんて無くても、ストーリーとキャラクターで観る者をグイグイ引きつける。破滅的なヒロインの末路が作品をよりビターにし、ストイックな男のドラマとなってます。
素敵な映画でした。

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吠えない狼

3.0若い時に一度見て途中で挫折した映画でした。 確かに、モノクロでスト...

2023年5月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若い時に一度見て途中で挫折した映画でした。

確かに、モノクロでストーリーの盛り上がりも感じず、
坦々と話が進んで行く。

改めて見ると、一人の青年の成長の物語で見て良かったと
思える映画でした。

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カネナカ

4.0華のあるスター ✨ ポール・ニューマン

2023年4月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

5.0ファッツさん、かっこいい

Mさん
2022年11月13日
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何故かファッツさんが、とてもかっこよく見えた。もちろんエディさんも、とてもかっこいい。

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M

4.0素晴らしかった

2022年11月9日
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鑑賞方法:映画館
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吉泉知彦

3.5酒とタバコとビリヤード

2022年11月1日
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主人公がモテる人です。
カッコいいのでしょう。
スポンサーから金を引っ張ってギャンブルをやるというのが歴史を感じます。
北斗の拳の原先生はきっと影響を受けています。

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rakugoya1

1.5成長物語?

2022年10月28日
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名作なので観たのだが、、、いまいちシナリオも面白くないし、主人公に共感できないのはなぜだろう。
自殺の彼女もただの飲んだくれメンヘラにしか見えなかった。

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ゆう

3.0渋いけどねえ。

2022年10月28日
PCから投稿

随分昔に「2」を見たからか、ちょっと見る前の期待値を上げすぎた。
勝負事なのに、余るハラハラせず。
2時間ちょっとが、長く感じた。

「俺は負け犬か?」と、聞いているのがすでに負け犬。
勝負の降りどきを心得ているものが、真の勝者。

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ゆき@おうちの中の人

3.0「シンシナティ・キッド」と錯綜してしまい…

2022年3月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何十年ぶりかの鑑賞で、
ノーマン・ジュイソン監督の
「シンシナティ・キッド」と錯綜してしまい、
エドワード・G・ロビンソンが
なかなか出てこないなぁと思うなど、
大勘違いしていた。

従って、
優れたビリヤード能力に自惚れながら
廃退的な生き方の若者の自滅が
描かれるのだろうと観始めてしまい、
ラストの希望的展開の忘却から
終盤まで何とも重苦しい展開と感じながらの
鑑賞になってしまった。

しかし、その中でも、
序盤の二人のハスラーによる
勝負のシーンは緊迫感に溢れ、
この作品一番の名場面ではないだろうか。

中盤、これまでの父親役のような
ギャンブラー仲間と決別して、
新たなギャンブラー組織に組み入れられる
という展開は、
勝負師というよりは
金銭的に個人がより歯車化することを
意味しているのだろうか。

終盤、
登場するハスラーやギャンブラーが
組織的にお金に支配されている中で、
恋人の死を切っ掛けに
お金には換えられない想いや人生が
あることを知り、
新しく人間らしさの備わった主人公の
個人への回帰的再生の将来が
示唆されたかに見えた。
また、組織世界に染まっているはずの
太った対戦相手のハスラーの
意味深な表情や仕草には
彼の想いが伝播しているようにも感じる。

ただ、苦しい時に支えてくれた恋人との
生活と死が、
主人公の進歩した人生観の獲得との
リンク性が、演出の上で
少し弱い点が気になる結末には感じた。

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KENZO一級建築士事務所

4.0ポール・ニューマンの瑞々しい演技が正当に評価された出世作の、男の成長をテーマにした勝負師の世界

2022年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

1974年 6月6日  地上波テレビ
PM11時05分より土曜ロードショー「ハスラー」見学。アメリカ、1962年度、ロバート・ロッセン監督52歳の第10作品目。ロッセン監督作品の最高傑作と謂われる。これは初めて聴く監督名。主演は「暴力脱獄」の演技で、その魅力に取り憑かれたポール・ニューマン。この作品でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされる。4度目の候補作品「暴力脱獄」より好感持てる名演技。共演のパイパー・ローリーは、エリザベス・テーラーの雰囲気に似て可愛らしく、確かな演技力を持つ女優さん。この映画は、ニューマンの好敵手になるハスラーの貫禄と渋さを持つジャッキー・グリースンと非情な賭博師ジョージ・C・スコットの二人の男と対決するニューマンの勝負の世界と、恋人ローリーとの恋愛を通して主人公が一人の人間として成長していく姿を描いた秀作だった。ドラマティックにして瑞々しい人生ドラマに感動する。見応えにも満足。そして、モノクロ映像の美しさも印象に残る。   採点☆☆☆☆★

テレビで見学した映画の印象を記録した最初の記念映画。劇場映画は前年の12月から始めていたものの、日本語の吹き替えやフレーム処理と編集カットされたテレビ放映の映画を批評するのは抵抗があった。しかし、この映画の感動をどうしても残したくなり、結局その後社会人になるまでの数年間続けることになる。邦画洋画合わせて約580本。
今回完全な形で47年振りに観ることが出来て幸せだった。真剣に映画と対峙していた頃の自分に戻ることで、その時の未熟さや無知さを想い出してしまう。映画は、改めてロッセン監督の演出が素晴らしいと感心した。ユージン・シャフタンの撮影も印象より更に素晴らしいものだったし、ポール・ニューマンは勿論のこと、ジャッキー・グリースンの心技体が整った伝説のビリヤード・プレイヤーのなり切りがやっぱりいい。パイパー・ローリーは、その後1976年の「キャリー」でカムバックした時には驚いた。この映画の影ある破滅型のヒロイン像の儚さが印象的だったからだが、今見ても演技力の確りした女優の存在感に魅了される。

扱ったテーマは、才能に溺れる若者の心の成長。それは、ハスラーと呼ばれるギャンブラーもスポーツ選手も普通の社会人にも当てはまる、青春期にある怖いもの知らずや自惚れや自信過剰などを自制し、体力と才能に見合った精神力をどう身に付けるかに、人生の豊かさが係っている真理ではないだろうか。ニューマン扮するエディの弱さに共振したサラという女性との恋が、お互いを慰め合うだけの段階で悲劇に転じてしまう不幸が、結局エディの眼を覚ませ男として強くさせている。男が強くなるためには女性の存在が大きい。反対に女性が強くなるためには男は必要ない。そこに男と女の難しさと面白さがある。

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Gustav

3.0ポール・ニューマンがカッコいいという映画。

2022年1月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とにかくポール・ニューマンがカッコいいという映画。

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光陽

4.0ミネソタ・ファッツ

2021年12月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

玉突きの天才が主人公(ポール・ニューマン)、この業界のカリスマ、ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)に挑戦するが慢心から油断、無一文になってしまう。
その後、アルコール依存の女子大生と恋に落ち・・・。
才能を信じるなら、自身を信用してはならない。

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いやよセブン

4.0名画ですね。

2021年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

50代男ですが、学生時代にレンタルビデオで見て以来の鑑賞。

ストーリーは大まかしか覚えておらず、最後ボロガチで終わりだなと

退屈を感じていたが、恋人のサラが登場して以降、物語はどんどん流転していく。

素晴らしい映画ですね。皆演技がうまいし、映画の見せ方も良かった。

バート役のジョージCスコット(他の映画でも見た気がする)、悪だよねー。

腕一本でのしあがろうとする強気一辺倒の若者エディが、

女を愛し、失う。そして、よりタフに、よりクールに、数段凄みを増して

プールに戻ってくる。無敵の強さの裏には、決して癒されない心がある。

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藤崎敬太

5.0人生の勝負のかけ方。

2021年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

萌える

前半の息詰まる戦い。
 若くて、自分の才能に思い上がっているエディ。
  間のとりかた、小首の傾げ方、笑い方…ちょっとしたそぶり。トム・クルーズ様と重なる…。格好良い男は皆似るのか、トム様がニューマン氏を真似したのか?
  その青さ加減が痛い。
 対するミネソタ・ファッジ。
  どことなく、ラッセル・クロウ氏に似ている…。
  どことなく愛嬌があるのだが、きわめて冷静に事の顛末を見極める眼。
  逆風の時こそ、紳士たれ、の姿に惚れてしまう。
なんて、役者の一挙手一投足を愛でる余裕もあった。

けれど、後半はそんな思いも吹っ飛んで、映画にのめり込んでしまった。

驕り、挫折。そしてまた驕り。
 恋人ほったらかして何しているんだ。恋人が場に合わずに悲しい思いをしているのにも気が付かずに、どうにかなるという楽天志向。自分しか見えていない。
 二人の時間があったからこその寂しさ。たくさんの人の中だからこそ感じる孤独。
 そしてそこに忍び寄る魔の手…。
  なぜ、どうして、ああしていれば…。
 そんな後悔・絶望の淵からの挑戦。よく王者がその戦いを受けたなあ。冷静に賭け事の行方を追うようで、実はミネソタ・ファッジも損得なして楽しみたかったのかしら。

ピンチになった時こその心構え。
自分を信じる、相手を信じるって?
両極端なエディとミネソタ・ファッジ。
 昔の相棒。
 恋人。
 損得。
誰が勝者で、誰が敗者なのか。

賭けビリヤードの物語だけれど、人生を考えてしまう。

物語・演出がいい。
あえて、白黒での映像。なぜか、ギラギラしている。華やかなパーティ場面もあるのに、場末にうごめく欲望がドロドロする。バスステーションもうらびれて、二人が出会う場としての雰囲気が最高。
そして、勿論、役者もいい。
 エディの青さに、ハラハラしてしまう。
 サラの、ちょっと人生をあきらめながらも、エディとの関係に温かさを感じていく、それなのに、払しょくできない孤独さに胸をかきむしられる。
 ファッツのダンディズムにいつの間にか惹かれる。
 そして、バートが、メフィストフェレスかというほど狡猾で押しの強いいやらしさを振りまき、物語にマスタードを効かせる。

ビリヤードのキュー、玉のはじく音、酒、たばこの煙と男の欲と、女の寂しさにむせ返る。

名作です。

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とみいじょん

5.0ジャズ

2018年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 この2作目より25年前に作られたオリジナルを観れば、2作目でなぜオスカー主演男優賞をとったのかがわかる。コチラの方が数段上だから、このとき与えられなかった分を加味してあったのでしょう、なんとなくですけど・・・

 JTSバーボンを注文するエディ。バートとエディの会話がハードボイルドしていて面白い。エディとサラ・パッカードもそうだけど、イキな会話が心地よい。音楽がずっとジャズなのもよかったです。

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kossy

2.5男性好みな作品

2016年7月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

ポール・ニューマンはやっぱりイケメンです。

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ミカ

3.5脳ある鷹は爪を隠す。

2016年4月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

オープニングシーン、古すぎて誰がポールニューマンなの?って感じで見ていました(笑)
有る意味、素性と腕を隠すハスラーに騙されている気分で良かった!。
そしてカモが見つかった時の、主人公のニヤリとした顔がめちゃカッコ良かった。
その際、台を映さずに、玉がポケットに入る音とそのニヤリ顔だけで表現しているところが、クゥー、しびれるぅー!

無駄な説明もなく、ハスラー達の姿がリアルに描かれていて、名作だと思います。

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にゃんた

3.5青さ丸出しで痛々しい

2015年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

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