劇場公開日 1989年3月4日

「いい映画だった」バグダッド・カフェ 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いい映画だった

2023年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ふらりと現れた部外者が、腐れかかった組織を立て直す。

そんな設定の映画はままにあったと思うが、

本作は主人公のおおらかさや優しさが全編を包み、心が和んだ。

とにかく、わが祖母を思い出しながら観ていた。

大柄で、器用になんでもこなし、優しく包容力がある。

主人公ヤスミンは、ささくれだった女主人ブレンダの心も癒し、再生させる。

たった1人の存在で、こうも皆が笑顔になる。

深読みしすぎかもしれないが、どうせなら人を笑顔にできる人生を。

が、この映画のメッセージなのだろうか。

皆、演技が上手く、ブレンダの変わりようには驚く。美人とさえ思えた。

藤崎敬太