「いい映画だった」バグダッド・カフェ 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画だった
ふらりと現れた部外者が、腐れかかった組織を立て直す。
そんな設定の映画はままにあったと思うが、
本作は主人公のおおらかさや優しさが全編を包み、心が和んだ。
とにかく、わが祖母を思い出しながら観ていた。
大柄で、器用になんでもこなし、優しく包容力がある。
主人公ヤスミンは、ささくれだった女主人ブレンダの心も癒し、再生させる。
たった1人の存在で、こうも皆が笑顔になる。
深読みしすぎかもしれないが、どうせなら人を笑顔にできる人生を。
が、この映画のメッセージなのだろうか。
皆、演技が上手く、ブレンダの変わりようには驚く。美人とさえ思えた。
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