背徳小説

劇場公開日:

解説

美しき若妻の背徳行為に悩みとまどう青年教授をめぐる官能ドラマ。監督・脚本・編集はポルノ超大作「カリギュラ」で知られるティント・ブラス。製作はカーマイン・パルミジャーニ、エグゼクティヴ・プロデューサーはクラウディオ・グラゼッティ、撮影はマッシモ・ディ・ヴェナンツォ、音楽はリズ・オルトラーニ、衣装はミリアナ・デオダートがそれぞれ担当。出演は「ジンジャーとフレッド」のフランチェスコ・カセール、モスクワ・サーカスの一員であるカタリーナ・ヴァシリッサ、「ボイス・オブ・ムーン」のクリスティーナ・ガラヴァグリアほか。

1994年製作/イタリア
原題または英題:L'Uomo che Guarda The Voyeur
配給:アルバトロス
劇場公開日:1995年10月7日

ストーリー

ドド(フランチェスコ・カセール)は大学でフランス文学を教える青年教授。彼の妻シルヴィア(カタリーナ・ヴァシリッサ)とはある事情で別居中だが、愛情はお互いに続いていた。同居している父アルベルト(フランコ・ブランチャローリ)は怪我のリハビリ中にもかかわらず、介護をしているメイドのファウスタ(クリスティーナ・ガラヴァグリア)にセックスを迫るなど、壮健ぶりをみせていた。ドドはアルベルトが持つアパートの部屋の権利を譲渡してもらい、シルヴィアにそこで一緒に住もうと持ちかける。ところが彼女は自分には肉体関係だけ結んでいる男がいると告白。その男は「お前は俺のメス豚だ」と罵りながら彼女を背後から犯すという。彼女の話はドドの心に、彼の少年時代、父が娼婦相手に同じことをしていたのを目撃したという忌まわしい記憶を甦らせる。その矢先、ファウスタから父の部屋に妻シルヴィアが出入りし、情事にふけっているのを見たと聞かされ、不安は現実に。ドドと件のアパートを訪れたシルヴィアは、そこで彼に抱かれた後、自分の男とは義父アルベルトで、しかも二人の関係は結婚式の日からはじまっていたと告白する。絶望的な目をするドドにシルヴィアは、このアパートでもう一度アルベルトも交えて三人仲良く暮らそうと語るのだった。

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