「甘酸っぱい「追憶」」野いちご Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
甘酸っぱい「追憶」
気難しいおじいちゃんが、夢を通して自分の人生の棚卸しをする。
「追憶」とは、過ぎ去ったものを懐かしむとか、失った心の故郷を取り戻したい感情なのではない。
それは、過去と現在の間ににひっかかっていて、「未来」へ通じる「時空との対話」のようなもの。
勇気とユーモアをもって過去を引き出すことができれば、もう必要のない癖を手放すことができる。そして本当に価値のあるものが輝き始める。
家政婦さんとの丁々発止な会話に、まぎれもない愛情があり、嬉しくなった。
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