ネバーセイ・ネバーアゲインのレビュー・感想・評価
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安らかにショーン・コネリー
007/ネバーセイ・ネバーアゲイン 評価 星3.8
007シリーズ最後のショーン・コネリーのジェームズ・ボンド
僕はまだ視聴していないのでこれは予想ですが、きっとロッキー・ザ・ファイナルやLOGAN/ローガンのような感じになると思っています
今作は本家の007とは違う会社ですが、ショーン・コネリーが出てるので本家と見ていいでしょう 007/サンダーボール作戦のリメイクらしいですね
見たら感想をかきます(現在・007/ゴールドフィンガーまで視聴)
やっぱりボンドはショーン・コネリーだね
かつて渋谷の駅前に渋谷駅から連絡通路で直結していた東急文化会館があった。
1階に渋谷一大きな映画館パンテオン、地下に東急レックス、上には渋谷東急、東急名画座(後に渋谷東急、渋谷東急2、渋谷東急3に改称)と映画館が4館入っていた。一番上はプラネタリウムだった。
その後、東急文化会館は2003年に閉業し取り壊されて、今は渋谷ヒカリエというビルになっている。ヒカリエには映画館がない。閑話休題。
1983年渋谷パンテオンでの完成披露試写会にて鑑賞。
複雑な経緯でイアン・フレミングの著作となった原作は1965年に「007/サンダーボール作戦」として映画化された。
しかし、実際は3人の共作による映画のオリジナルストーリーをベースにイアン・フレミングが勝手に小説化したもので、裁判沙汰を経て映画化権を取得した共作者の一人ケヴィン・マクローリーが本作の製作総指揮となっているが、実際は名前だけでショーン・コネリーの意向が強く反映されている。イオンプロの製作でないためにタイトルに007が冠されていない。
同じ?原作で、基本部分は「サンダーボール作戦」と同じとはいえ、似て非なるものだった。
ボンドカーによるカーアクションに対抗してかボンドがオートバイを乗り回す。
今では「ミッション・インポッシブル」でトム・クルーズがオートバイを乗り回すが、40年前は主人公がオートバイに乗るのは珍しい。ましてやコネリー・ボンドだ。(もちスタントマンだが)
「007ダイアモンドは永遠に」以来12年振りにジェームス・ボンド役にカムバックしたショーン・コネリー。まだ無名だったローワン・アトキンソンをコミック・リリーフとして使っていても、イオン・プロ作品でなくても、カツラを着けていても、やはりジェームス・ボンドはショーン・コネリーが良く似合うのだな。映画のラストで復帰を請われたボンドの最後の台詞が「Never again」だった。
本作の渋谷パンテオンでの完成披露試写会のあと、階上というか東急文化会館の中の会場で宣伝のために来日していたS・コネリーの歓迎レセプションがあり、懇意にしていた渋谷パンテオンの支配人(「E.T.」の試写でもお世話になったHさん)に入れて貰いました。
本物のショーン・コネリーは勿論カツラなど着けていなくて髭をたくわえ、後の「薔薇の名前」のような風貌で、髪はなくてもカッコ良かった。
ここなら帰る時に必ず通ると思い、わざと会場後方の出口のドア付近に陣取り、会場を後にするコネリー夫妻が目の前を通った時にショーン・コネリーに握手をしてもらい、その時に「Never say,Never again」と言ったら隣にいたコネリー夫人に「Very original」と言われてしまった。(汗)
後で「Never say,Never again」は、夫人がボンド役への復帰を促すためショーン・コネリーにかけた言葉が元だと知った。
元祖の前で言ったんかい。「Very original」と言われる訳だ。(大汗)
絵になる俳優ショーンコネリー
ショーンコネリー扮するジェームズボンドは非常に肉体派だ。セクシーな場面も強烈な肉弾戦も全て体当たりだね。核弾頭の入れ替えとか80年代として考えられた最新鋭の武器も見られた。カーアクションも大胆にこなしていたね。ゲームで争ってみたりやはり今からすると全体的にのんびりしたトーンに見受けられるのは仕方ないかな。昔観たはずなんだが、全く忘れてたね。とは言えショーンコネリーは絵になる俳優だ。
嗚呼!愛すべき悪徳(笑) (或いは酒と薔薇の日々Days of vodka and Roses )
ステーキ、ウォッカ・マティーニ、キャビア、白パン。
健康の為にどれかを減らさねばならぬなら「白パン」を減らす!(笑)
この愛すべき悪徳よ。
うむ。流石は我らのコネリー・ボンドだと快哉を叫びたいw
「映画サンダーボール作戦」のリメイクとは考えない方が適切だと強く感じた。
実際、最初にあったのは映画用オリジナル脚本の「James Bond, the secret service」本作は、これをベースにしている。
この「James Bond, the secret service」をノベライズ化したものが「小説サンダーボール作戦」であり、更にそれを映画化したのが007第3作目というわけだ。
だから、本作と第3作目は直系の親・子・孫の関係ではなく「叔父と甥」に当たる。相似点はほぼ感じなかった。まったくの別作品である。
やっぱりね、これですよ、これ。
ジェームス・ボンド007と言えばこれ。
美酒、美食にこだわり、美女をこよなく愛し、任務においてもあくまでダンディー&ジェントル。女性においてはセクシー&ワイルド。
「それがジェームス・ボンドなのだ」と圧倒的に強烈なキャラクターを印象づけたショーン・コネリー。
本作では、紆余曲折を経て、ようやく旧い友人に出会えた気分になった。
巷間では興行収入のみを比較して、オクトパシーの勝利と見る向きもあるが、それはあまりに一方向からの見方というものだ。現に、当時の評論家・専門家評は軒並みコネリーを称賛するものであった。
興行収入は、オクトが米1億8千万$、日19億円、ネバー米1億6千万$、日12億円、ムーアファンは大差と看做し、コネリーファンは僅差と看做すが(笑)オクトが夏休み期間を含む事は考慮すべきだろう。ネバーは秋公開。映画好き以外はあまり劇場に行かないシーズンだ。
中心ファン層も、コネリー世代は当時40代以上、会社では管理職などで忙しく映画館に足を運ぶのは難しい。
ムーア世代はフットワークの軽い40代以下から学生を含む若い層すべて。
夏休みに友達と映画を観に行くとなれば、それまで007を観た事のない浮動票も流れる。
これだけタイプの違う俳優が同じキャラクターを演じる事が不幸の始まり。
ジェームス・ボンドは初代のみにして「コードネーム00」を継承する別人達って事にすれば良かったのに。
仮面ライダーならば、コネリーが1号、ムーアが2号、ダルトンがV3(消されたライセンスは怪傑ズバットって事でw)ブロスナンがイケメンX、クレイグが、、、おおっと!これを書いている間に「AmazonがMGM買収!」の報が飛び込んできた!
これは、クレイグをストロンガーにして、お次の7代目をコードネーム00Amazonにしようか。
え?レーゼンビー?当然、ライダーマンであるw
ライダーと言えば、今回バイクアクションも良かったなぁ〜!188cmあれば、どんなバイクでも取り回せるよね、羨ましい・・・。(当方、SUZUKI KATANAに乗っていた時期があるが足がまともに着かなくて。160cmしかない女性が選ぶべきマシンではなかった。若気の至りw)
イオン・プロとの絡みで優秀な製作陣で臨む事が出来なかった不遇の本作だが、バーバラ・カレラのゴージャスな壊れっぷりは喝采したい。高いヒールで颯爽と階段を駆け降りる姿も美しく、実に見事な悪女像でありました。
クラウス・ブランダウアーの偏執狂ぶりもお見事!
まだアーケード用コンピューターゲーム筐体の黎明期。ポストインベーダーとなったギャラクシアンの続編ギャラガやパックマンが世界各国でヒット。英米でも初のコンピュータゲーム専門雑誌が創刊された年だ。
紳士淑女の集う豪華客船に設置された大量のコンピュータゲーム筐体は富と知性と最新鋭の技術を見せつけるものだっただろうか。
最近は珍しくもなくなったITマニアのサイコパス。その先駆けがネバーVer.のラルゴであったのだろう。
ともあれ、私にとって「ジェームス・ボンド007」とは、やはりコネリーを置いて他には無い。と、再認識出来た本作でありました。
(ムーア世代だけどねw
星?うん、ちょっと贔屓してるw
コネリー最終作だから御祝儀ね)
【番外編】ボンドの色気は衰えない。が、、、
スパイ映画としてはありがちな展開。1983年のショーン・コネリーが、精一杯ボンドを演じるギリギリのレベル。今後のシリーズや他スパイ映画の手本、になった様なチェイス、銃撃戦はあるが、今の時代だと物足りなさは否めない。
良くも悪くも女たらしが過ぎてしまい、無理矢理シーンを作る感が、まとまりに欠ける。ボンドを殺せるシーンは何度もありながら、余計なセリフで緊張感を削いでしまったりで、観ながらつい現実に引き戻されてしまった。
No.12 ファティマの壊れっぷりは良かった。敵があれくらいだと、観ていて気持ち良い。Qの秘密兵器も後半一気に登場するのも楽しい。ボンドカーと比べると装備は物足りな過ぎるが、バイクチェイスでの一瞬の盛り上がりは○。
アトキンソンの登場は、予想外だったが、良い味が出ていて存在感は抜群だった。突っ込み所は多く、全体的に内容も薄い。当時にしては先端技術を盛り込み、努力は感じる。世界征服ゲームは当時かなり最先端かも笑。
番外編の形で折角007に復活させたのだから、ショーン・コネリーらしいボンドの"格好良さ"を、もっと魅せた作りにして欲しかった。
アトキンソン
ハリウッドによる『007サンダーボール作戦』のリメイクだ。この映画ではスペクターは政府軍と反乱軍双方と武器の取引をしようとするが、まさしくアメリカがやってることと同じ。
まず療養所に入れられるボンドだったが、命を狙われ、その男を殺してしまう。最後に化学薬品をぶっかけたかと思ったが、ボンドの尿だった・・・ドミノに接触し、世界制覇ゲームをするボンド。負けず嫌いの面がよく出ている。
全体的にモタモタしたような緩やかな演出で、敵のラルゴもコミカル。セクシーなキム・ベイシンガーもよかった。大国主義的ないやらしさがない代りに、ショーン・コネリーのスケベさが光っている。ラストショットではローワン・アトキンソンが登場するなんて・・・笑わすなぁ。
ショーン・コネリーは永遠に
ロジャー・ボンド任務絶頂期に作られたシリーズ番外編。1983年の作品。
が、ただの紛い物でもパロディーでもない。
だって、ボンドを演じるのは…
ショーン・コネリー!
これに尽きる!
ネバーセイ・ネバーアゲイン!(二度とやらない!)
…と言って12年前に降板したのに、その空白の期間が嘘のように、すんなり普通にボンド。さすが初代ボンドの貫禄。
作品は、やはり番外編なだけあってあのお馴染みテーマ曲は流れないが、歌から始まり、Mも登場するし秘密兵器も(が、Qは姿を見せず)、敵は諸事情で使えなくなった正シリーズとは違いスペクター、意外と娯楽性豊か。
話はコネリーの4作目『サンダーボール作戦』のリメイクなのは有名。比べると…
敵ボスはあちらの方がインパクトあり。
ボンドガールはこちら、若きキム・ベイシンガー! あちらもいいが、こちらも美貌が映える。
ボンドを狙う悪女はどちらもインパクトあり!
中盤のバイク&馬上チェイス、クライマックスの『サンダーボール作戦』と言えばの海中戦など、アクションも盛り込まれているが、どうもオリジナルより迫力や見せ場に欠け…。
あの敵見方入り乱れの海中アクション、海上ボート・アクションは凄かった…!
コネリー12年ぶりの復帰や今回の訃報が無ければ採点はもうちょっと低かったかもしれない。
しかし、そのいぶし銀の魅力やカッコよさは永遠に。
多くの世代を魅了してくれた。
その昔、知人が言った。
熟れて、熟れて、熟れて、最高級のワインのようになったような人。
本当に数々の作品、数々の名演をありがとうございました。
ひょっとしたら後一本くらい追悼レビューするかもしれませんが、改めて、ご冥福お祈り申し上げます。
編集が酷い
2020年10月30日
映画 #ネバーセイ・ネバーアゲイン (1983年)鑑賞
年老いたても女好きは治らないスパイのお話としか言いようがないな
あれだけ動きが遅い人が、あんなに華麗にバイクを操れるわけないって。本人とスタントの動きが違いすぎるのも問題だよね
もっとコメディによせればよかったかも
ボンド&ジョニー夢の共演!?(007番外編)
『007サンダーボール作戦』の再映画化作品。主演は、12年ぶりにボンドを演じるショーン・コネリー。
そもそも、なんのために作り直したのかわからない(^_^;)
ショーン・コネリーもかなりオジサン化が進んで、どう見てもただのエロおやじ…
『サンダーボール作戦』と同じか、もしくは劣る出来ばえとしか思えません…
注目は、『ミスタービーン』『ジョニー・イングリッシュ』などでおなじみのローワン・アトキンソン。ジェームズ・ボンドとジョニー・イングリッシュの夢の共演が見られたのは、唯一良かったかも(^_^;)
ショーン・コネリー、最後のボンド役
作ったのは本家のイオンプロではなく、権利の混乱から「サンダーボール作戦」を手に入れたワーナーが映画化、もうひとつの「サンダーボール作戦」となり、ショーン・コネリーの最後のボンド役となった。
ロゴやテーマ音楽は使えないので雰囲気は少し異なるが、立派なボンド映画だ。
音楽はミシェル・ルグラン、ボンドガールはキム・ベイシンガーとバーバラ・カレラ、Mはエドワード・フォックス、ブロフェルドはマックス・フォン・シドーととても豪華。
「もうやらないなんて言わないで」
007好きならオクトパシーとセットで絶対に観ておくべき作品です
金の成る木の人気シリーズとなれば元祖と本家の分裂が勃発するのもむべのないこと
本作は本家MGMに対してワーナーが元祖ショーン・コネリーを使って対抗した作品です
もしも元祖が圧倒的な勝利を納めれば実質的に今後の007シリーズを乗っ取ることも視野にはいります
しかしお客さんからすれば、そんなお家騒動はどうでもよくて、要はより面白い007を観せてくれるのはどちらかというだけのこと
1983年本家と元祖の二つの007作品が激突します
先攻は本家オクトパシーが同年夏、後攻は元祖の本作で同年秋
結論からいうと興行収入の勝敗では本家オクトパシーに軍配が上がり本作は敗れました
とは言えそんなに大きな差ではない惜敗でしたし、肝心の内容も観れば分かるとおり、製作費は本家オクトパシーの1.3倍も掛けておりチャチさは皆無
正に横綱同士が真っ向勝負を挑んだもので、素晴らしい出来映えです
敗因は何か?
それはロジャー・ムーアの引き抜きに失敗したことにあります
本家の妨害工作によりムーア以外にもシリーズ製作スタッフの引き抜きも満足にできなかったのです
クレジットにはないですが本作は実質的にショーン・コネリーが製作した作品だったのです
このムーアの引き抜き失敗のために結果としてコネリー自身が主演するしかないことになり、物語りもロートル化したボンドが最後に一花咲かす物語になってしまいました
これではシリーズ化して発展する余地がありません
つまりシリーズ乗っ取りに失敗したのです
とはいえ内容はさすが元祖のコネリーです
007らしさを追求した作品に仕上がっています
特に敵の美人殺し屋のキャラクター造形はお見事です
ジョーズに負けない敵役を作りあげており、オクトパシーのインド人ボディーガードよりも数段上です
外見、衣装、性格付け、演ずるバーバラ・カレラの熱演が渾然一体となってそれは魅力的な敵になっています
自分が最高の女だったとボンドに書き付けを要求するシーンなどは最高の見せ場でした
このキャラクターの造形はその後の女性悪役像に大きな影響を与えた存在だと思います
殺し屋対決では本作が圧勝です
ボンドガールも本作のキム・ベイシンガーの方が本家の年増ボンドガールに圧勝です
アクションは沈没船内でのサメとの格闘、ニースでのバイクシーンなど健闘しているのですがオクトパシーのような超のつくド派手な見せ場はなく一歩及ばず
美術も悪くはない水準以上の良い出来映えなのですが本家シリーズからスタッフを引き抜きできず今一つ垢抜けてないのは否めません
カメラ対決はオクトパシーの圧勝
本作でもところどころ良い映像はあるのですが、映像のクオリティの差は一目見れば明らかです
音楽は巨匠ミシェル・ルグランで本作の圧勝
主題歌も劇伴も本作の方が断然良いです
しかし、007のテーマソングを使えないハンデは想像以上のものです
やはりあの音楽がなければはじまりません
あのガンバレルの冒頭のサウンドジングルがなければ007を観たことにならないのです
さらには主題歌の時のシルエット映像もスタッフを引き抜きできなかったのは痛いです
あの映像がなければ007を観るぞという態勢を観客は作れないのです
肝心の主役のボンド対決はどうか?
コネリーもさすがに熱演でこれぞ007だと演技で示しています
しかし数作のブランクでムーアのボンドイメージが固まってしまっていました
これはコネリーがやや優勢ながら引き分けでしょう
総合結果としては、このワーナー版007は次回作が作られることはなく本家の勝利が確定したのです
とはいえ本作は大変に面白く、後年の007シリーズに大きな影響を与えたのは間違い無いこと
シリーズに新しい血を注いだとも言えるでしょう
007好きならオクトパシーとセットで絶対に観ておくべき作品です
最悪
核ミサイルを盗んだ犯罪者から、007とよばれるスパイがミサイルを取り戻す話。
内容は最悪。話自体が子供の書いたような稚拙なストーリーで、見てるほうが恥ずかしくなるほど。例をあげれば、こんなシーンがある。一人の女の殺し屋が007にピストルを向けたまま、紙を渡して「この紙に、私とのセックスが最高だったと書きなさい」という。こんなバカな行動を取る人間を、私は見たことが無い。原作者の頭の中は腐っているのだろうか?
しかもアクションシーンも退屈で、派手で爽快なアクションなど1つもなかった。ラストシーンも一切盛り上がらなかった。
要するに、おもしろい部分など1つも無い映画だった。
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