劇場公開日 1983年12月10日

「【番外編】ボンドの色気は衰えない。が、、、」ネバーセイ・ネバーアゲイン アルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【番外編】ボンドの色気は衰えない。が、、、

2021年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

スパイ映画としてはありがちな展開。1983年のショーン・コネリーが、精一杯ボンドを演じるギリギリのレベル。今後のシリーズや他スパイ映画の手本、になった様なチェイス、銃撃戦はあるが、今の時代だと物足りなさは否めない。

良くも悪くも女たらしが過ぎてしまい、無理矢理シーンを作る感が、まとまりに欠ける。ボンドを殺せるシーンは何度もありながら、余計なセリフで緊張感を削いでしまったりで、観ながらつい現実に引き戻されてしまった。

No.12 ファティマの壊れっぷりは良かった。敵があれくらいだと、観ていて気持ち良い。Qの秘密兵器も後半一気に登場するのも楽しい。ボンドカーと比べると装備は物足りな過ぎるが、バイクチェイスでの一瞬の盛り上がりは○。

アトキンソンの登場は、予想外だったが、良い味が出ていて存在感は抜群だった。突っ込み所は多く、全体的に内容も薄い。当時にしては先端技術を盛り込み、努力は感じる。世界征服ゲームは当時かなり最先端かも笑。

番外編の形で折角007に復活させたのだから、ショーン・コネリーらしいボンドの"格好良さ"を、もっと魅せた作りにして欲しかった。

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アル