「日中友好二十周年」乳泉村の子 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
日中友好二十周年
日本が行った大戦中への贖罪と中国寒村の貧困さが直接的ではないのですが、痛いほどよくわかる作品です。犬坊がおばあちゃんと姉に再会して、ボロボロの靴を見せた時に涙が出ました。貧困のため里親に出すこと、聾唖者の兄が事故死するなど、作りすぎていると感じる面もありますが、こうしたベタな感動場面をも許容させてしまう大陸の魅力みたいなものがあるように思う。
想像ではあるが、日中友好20週年記念に作られたということもあって、日本に対してもかなり配慮が見られ、重いテーマをもオブラートに包んでしまったような作品になったことが残念だ。
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