劇場公開日 1955年1月4日

「崇高な精神に満ち溢れた」長い灰色の線 ケイイチさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0崇高な精神に満ち溢れた

2023年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ここ最近ではなかなかお目にかかれなくなった、
意味のある作品。
CGによる見たことも無い映像も大切だと思うが、
俳優による台詞、演技こそが、映画の内容のほとんどです。
トップガン2でも感じましたが、
もしかしたら死ぬかもしれない職業など他に無い、
そのうえで、任務を遂行していく、
その気高い精神が、戦場ではなく、日常の生活を通じて、淡々と描かれます。
自らを犠牲にして、家族を守ること、自国を守ること、
この事がいかに大切か、
ジョン・フォードは主人公は勿論、兵士たちひとりひとりを尊敬の眼差しを持って描いています。
U-NEXT でたまたま観たのですが、
怒りの葡萄や、いとしのクレメンタイン等、初期の名作に匹敵する作品だと感じました。

ケイイチ