劇場公開日 1986年4月26日

「ミュージックビデオのようだった。」ナインハーフ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミュージックビデオのようだった。

2025年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

(想い出の小箱で過大な評価をしていたみたい、笑)
「ベイビーガール」はこの映画の男女入れ替えた映画だと思う。
似た設定、
似たプレイ、
音楽多用、
まず、男が女に命令して、
目隠しをしたセックス、
四つ這いになり、犬になれ‼️
と、調教しようとする。
プライドの高いCEOのロミーは驚き混乱して、性的な混乱をしてしまう。
よく見れば無力な若者なのに。
四つ這い、目隠し、命令、調教、
それは新鮮で五感を慄かせた。

「ナインハーフ」の題名の意味は6週間半{65日)の交際で、
女はどうなるか?を描く映画です。

男はなんでもしてくれる。
料理を作り、口まで食べ物を運び、
トロトロの蜂蜜をカラダに滴らせてセックスを楽しむ。
プレゼント、高級レストラン、高価な洋服・・・
リズが贅沢になれた頃、
変態プレイは加速する、
知らないラテン語を話す女、
その女とのイチャイチャを見せつけるジョン。
ニューヨークの街をさすらい走るシーンが多く、
お洒落な音楽が重なる、
雨の日の地下水道の階段でのセックス、
水はじゃあじゃあ降り注ぎ、階段の足場の悪いところで、
ずぶ濡れのセックス、
こんな快適でない、不快な設定、
不実でミステリアスで、つかみどころがなく、
決して所有できない心にカラダ、
リズはやはり不審を募らせて行く。
ラストはリズがジョンに見切りをつけて出て行くのだけど、
なんとも傷ついた子犬のように、
放り出されたやるせなさ、孤独がただよってくるのだった。
もはやリズの精神は破綻している。

ミッキー・ロークとキム・ベイシンガーは、
歴代のセクシーカップルの第一位に
選ばれいる。

ベイビーガールのサミュエルは格下で、
ロミーとカップルにはなれない。

琥珀糖
Yumさんのコメント
2025年4月1日

こんばんは✩︎⡱鑑賞いたしました!とても甘くどこか切ないストーリーでした。イタリアンレストランでパスタを食べるミッキー・ロークにさっそく撃ち抜かれました。漂う色気は別格ですね。教えて頂きありがとうございました😊

Yum
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