劇場公開日 2016年5月21日

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「幼少期にこんな夏休みを体験したら、今どうなっていただろう。」冬冬(トントン)の夏休み まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0幼少期にこんな夏休みを体験したら、今どうなっていただろう。

2016年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

「特に凄い波乱の展開が起きるわけでもないだろう。平凡でちょっと何かが起きる映画だろう。」という印象のもと鑑賞。
逆に退屈にならないのかな…と思うものの、デジタルリマスター上映するくらいだからそこそこ面白いんだろうなとも思いながらやや期待。

そんな中で観た『冬冬の夏休み』は、いい意味で裏切るものの妙なリアルさを兼ね揃えていて、1980年代の台湾もちょっと垣間見れた。
大人になってから観るこの映画は、他国の子供の夏休みを覗いているようで、新鮮でもありどこか懐かしい。
退屈にはならない日常を切り取った映画。
でもところどころ非日常が散りばめられている。

子供の純粋さ、男女兄弟あるある、威厳ある父の登場等、一見ありきたりだけど飽きない映画。
個人的には冬冬の妹が知り合いのお子さんに似ていて、妙に感情移入して観てしまった。

日本版でリメイクしたら、やっぱり井上陽水の『少年時代』が当てはまりそうな映画。

まえじー(★は全部5にする)