劇場公開日 2016年5月21日

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「台湾版「北の国から」」冬冬(トントン)の夏休み ROKUxさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5台湾版「北の国から」

2016年9月25日
iPhoneアプリから投稿

映画は、小学校の卒業式の場面で始まる。いきなり「仰げば尊し」が流れて来る。{そうか、日本の統治時代が長かったからかな}と勝手に納得。
さらに、卒業式の場面だけど皆半袖である。{そうか、台湾は亜熱帯にあるからな}と、また一人で納得する。

作中、田圃が一度稲刈り後の風景になるのだが、少し時間が経ったはずの次の場面でまた田植え後になる。{そうか、二期作だからな}と、いちいち注釈を自分でつけながら観る。

画面からは蝉の声や鳥の声が絶えない。いつも列車が走っている。
日本で言えば昭和40年代後半ごろの感じを想起させる情景だ。懐かしい。

エンディングで流れる曲は、童謡「赤とんぼ」のメロディである。彼の地の人々にとって、日本の唱歌や童謡がどんなふうに受け止められているのか、とても興味を抱かせる。

【余談】
主人公冬冬(トントン)の妹は、お笑いコンビ中川家の礼二に似てる。

ROKUx